トンカツには欠かせない存在の千切りキャベツは、
そのほかにもサラダや揚げもの、
お肉やお魚の付け合わせにと毎日何かと出番の多い存在です。
そんな千切りキャベツですが、作り置きにはあまり向いていないという声も。
「千切りキャベツはすぐに色が変わってしまう。」
「すぐにしなしなになる。」
「切るのが面倒。一度にまとめて作って保存しておきたい。」
そんなお悩みを解消できる、
「千切りキャベツを生で1週間保存する方法」をご紹介します。
千切りキャベツを美味しく作る方法も知っておいて損はありませんよ。
美味しい千切りキャベツを作って保存しておくと、
毎日の食事の支度が時短になって、もう一品追加でつくりたくなるかもしれませんね。
千切りキャベツのつくり方
千切りキャベツを保存するには、まずキャベツを千切りにする必要があります。
「千切りなんてただ細かく切ればいいだけでしょ?」なんて思っていませんか。
千切りはキャベツの切り方によって、食感が全然違ってくるんです。
切り方次第で美味しさも半減してしまいますよ。
ここでは千切りキャベツのつくり方と、食感別のコツをご紹介します。
キャベツ・・・お好きなだけ
- キャベツの葉を1枚ずつはがしてきれいに洗います。
洗い方はお好きな方法で構いませんが、私は50度洗いをお勧めします。
多少しなびた野菜もシャキッとしますし、きれいに洗うことができます。
50℃のお湯に1分ほどつけて洗うだけです。
詳しくはこちらの記事をどうぞ。
野菜は50度洗いで美味しくなる!ゾンビ野菜をシャキッとさせる方法しなびて『ゾンビ野菜』のようになってしまったトマトやレタスが、元気になっておいしさが引き出される「野菜の50度洗い」。 洗い方を間違うと、逆に風味を損ねたり食材をダメにしてしまうことも。50度洗いの方法と手順を知って、野菜をもっとおいしくいただきませんか。 - 1枚のキャベツを葉と芯に分けます。
芯の部分は硬いので細かく刻むか、薄くスライスしてスープや汁物などに使ってください。甘くて美味しいですよ。 - ふんわり食感で食べたい時
芯のついていた方を手前に置いて葉脈を断ち切るように千切りにします。
シャキシャキ食感で食べたい時
葉を半分に切って重ね、芯のついていた方を右側に置いて葉脈に沿って千切りにします。
・ふんわりとした食感
葉脈を断ち切ることで、トンカツ屋さんででてくるようなふわふわの千切りキャベツになります。
・シャキシャキとした食感
葉脈に沿って切ることで、繊維を残して歯ごたえのある千切りキャベツになります。
千切りキャベツの保存方法
美味しい千切りキャベツを作ったら、次は保存のしかたのご紹介です。
簡単ですが効果抜群。保存のさいに空気をしっかり抜いて密封するのがポイントです。
千切りしたキャベツは断面が多く、空気に触れると酸化して色が悪くなります。
密封することで、千切りキャベツの水分が抜けるのを防ぐので、しなしなキャベツになることもありませんよ。
上手に保存すれば、1週間はきれいでシャキシャキの千切りキャベツを楽しむことができます。
- 千切りしたキャベツ
- 保存用袋(密封できるもの)
- 保存袋を広げて水気を切った千切りキャベツを入れます。
- これでもかというくらい、ギューギュー詰めにつめてから空気を抜いて口を閉じます。
今回はMサイズの袋に入れて、450gありました。キャベツひと玉1.2キロくらいあるので、1/3玉くらい入っています。
もう少し入りそうですが、今回はこのへんでやめておきます。 - 冷蔵庫で保存します。
しっかり空気が抜けていれば1週間ほどの保存が可能です。 - 千切りキャベツを使ったあとは、袋のかさが減ったぶんだけ空気を抜いて密封しておきます。
その場合は、ポリ袋にキャベツを詰めたあと空気をできるだけ抜いて、口を縛ります。
かた結びだと取り出すときにほどくのが面倒になりますので、ほどきやすい結び方で縛ってください。
千切りキャベツのおすすめの食べ方
さっぱり!塩麹のコールスロー
コールスローというとマヨネーズを使ったレシピが多いですが、少ない調味料でも塩麹の発酵パワーで、さっぱりしているのに旨みを感じられます。
- 千切りキャベツ・・・1/4個分
- 塩麹 ・・・大さじ2
- オリーブオイル・・・大さじ1
- 粗挽き黒胡椒・・・小さじ1/4
- 千切りキャベツをボウルに入れ、塩麹とオリーブオイルをさっと混ぜあわせて5分ほど置いておきます。
- しんなりしたら粗挽き黒胡椒をふって混ぜ合わせ、盛り付けます。
・作り置きの場合は水気が出ますので、盛り付けるときに水気を切ってください。
塩麹は市販のもので構いませんが、自分で手作りすると色いろなものに使えて重宝します。簡単に出来るので、気になる方は挑戦してみてください。
おわりに
今回はキャベツの千切りの保存方法についてご紹介しました。
キャベツを千切りにしてしまうと日持ちがしないのが難点ですが、保存方法によっては長く美味しく食べることができます。
毎日なにかのお料理の付け合わせに添えたり、汁ものやお好み焼きの具としても、千切りキャベツは有効活用できます。
忙しい毎日で野菜不足になりがちな人にこそ、千切りキャベツを作り置きして栄養をたっぷり摂ってもらいたいですね。