かぼちゃは一年中見かける定番食材のひとつ。
旬の秋から冬にかけては、丸ごとのかぼちゃを見かけることがあります。丸ごとだとかなりお値打ちになって嬉しいですよね。
「丸ごとのかぼちゃ、使い切れるかな?」
「これどうやって保存したらいいの?」
今回はかぼちゃを美味しく保存するコツをご紹介します。ぜひ、秋の味覚の甘~いかぼちゃを丸ごと堪能してみてくださいね。
かぼちゃの旬はいつ?
かぼちゃの収穫時期は夏から初秋にかけてです。一般的なかぼちゃは収穫後、3ヶ月ほど寝かせて水分を飛ばし甘みを引き出したほうが美味しいため、旬は秋から冬になります。
かぼちゃの保存方法
丸ごとのかぼちゃは長期保存できる
かぼちゃはまるごとであれば、常温で長期の保存が可能です。新聞紙などに包んで、風通しの良い冷暗所に置いておけば、2~3ケ月くらいはもちます。
カット済みのかぼちゃは?
カット済みのかぼちゃを購入したり、丸ごとのかぼちゃを使い切れなかった場合の保存方法を紹介します。
カットしたかぼちゃ:生のままなら1週間保存できます
かぼちゃはカットすると傷みやすいので、冷蔵庫の野菜室で保存してください。
種とワタから傷みが進むので、まずはこれをスプーンなどできれいに取り除きます。取り除いたら、種のあった部分と切り口をラップでぴったりと覆い、保存袋に入れて冷蔵庫の野菜室に入れます。1週間ほどは保存ができます。
カットしたかぼちゃ:冷凍庫で長期保存もできる
生のまま冷凍保存
種とワタを取り除いたかぼちゃをよく洗い、スライスや角切りなどお好みの形にカットします。冷凍保存用の保存袋に入れて空気をできるだけ抜き、冷凍庫で保存します。
調理する際は、煮物やみそ汁などの場合は、凍ったまま利用できます。天ぷらや炒めものなど短かい時間で調理したい場合は、電子レンジで解凍してから使用しましょう。このときの解凍時間は100gにつき500Wで1分ほどを目安に。
すぐに使える作り置きとしてマッシュする
種とワタを取り除いたかぼちゃをよく洗い、皮ごとラップで包み、電子レンジでやわらかくなるまで加熱します。
これを熱いうちにつぶしてよく冷まし、薄く小分けにしてラップでぴったりと包みます。冷凍保存用の保存袋に入れて空気をできるだけ抜き、冷凍庫で保存します。
皮ははずしてもつけたままでも。かぼちゃの栄養は皮に多く含まれますので、なるべく残したいもの。料理によって使い分けてくださいね。
かぼちゃのスープやコロッケ、サラダやスイーツなどにもすぐに使えて便利です。
かぼちゃは干すと甘みがアップし、長期保存も可能に。
もともと甘みの強いかぼちゃは、天日に干すことで甘みがさらにアップします。揚げ物や煮物だけでなく、スイーツに使ってもおいしく食べられます。
また、「甘みが少なくて水っぽいかぼちゃを買ってしまった」なんて時にも、干すことで甘みがかなりアップします。ぜひお試しを。
かぼちゃの干し方
かぼちゃの干し方は、7~8ミリほどのくし形にスライスし、重ならない様にザルなどに広げ、3日ほど天日に干します。干している間は、ときどき裏返して下さい。カラカラに乾けば完成です。冷凍庫で1か月は保存が可能です。
また、ついでにかぼちゃのタネも干すと、市販のパンプキンシードのように食べることができます。
かぼちゃの種の干し方
かぼちゃの干し方は、タネをよく洗って水けを取ります。重ならない様にザルなどに広げ、3~4日ほど天日に干します。タネの表面にパリパリとした薄い膜ができたら干しあがりです。
キッチンばさみなどで、さきっちょの尖ったところを切り落として皮を剥き、中身を出します。この中身がパンプキンシード。そのままでも、軽く炒って塩を振っても美味しいおつまみになります。
まとめ
- かぼちゃはまるごとであれば長期保存が可能
- カットしたかぼちゃは冷蔵で1週間
- 生のままや火を通して冷凍すれば、便利に使えて料理の巾が広がる
かぼちゃは彩りもよく存在感があるので、いつもの炒め物やカレーにちょっと追加するだけで、見た目も華やかで美味しくなります。
また水っぽいかぼちゃや、まるごと買って使い切れなかったかぼちゃを干すことで、甘みと保存性がアップするのでおすすめ。かぼちゃを切って天日に干しておくだけでいいので、ぜひ挑戦してみてくださいね。