オーブンで焼き芋を食べ比べ。紅はるかとシルクスイート、どう違う?

根菜類

[ad]

寒くなってくると暖かいおやつが欲しくなりますよね。そんな時に最適なのが焼き芋です。最近焼き芋をせっせと作っては毎日のように食べているのですが、手に入りやすい「紅はるか」という品種が甘くて定番でした。

今回以前から名前はよく聞く「シルクスイート」という名前のさつまいもがお値打ちに手に入ったので、前に買ってあった「紅はるか」と今回買った「シルクスイート」の食べ比べをしてみることにしました。

それぞれのさつまいもの特徴と焼き芋の作り方、食べた感想などをレビューします。

それぞれのさつまいもの特徴

紅はるか

紅はるかは、2010年に誕生した新しい品種のさつまいもです。風味や食感、見た目が今までのさつまいもより「はるかに優れている」と言った意味合いで紅はるかと名付けられました。
しっとりと粘り気のある食感と強い甘味が特徴のさつまいもです。

食べ頃の時期は、11月から翌年の1月頃までです。この時期は旬の美味しい紅はるかがお手頃価格で手に入るので、焼き芋づくりには最適です。旬を過ぎると貯蔵されたものが1年中買えますが、お値段は高めになります。紅はるかは焼き芋だけでなくふかし芋にしても甘味を楽しめるさつまいもなので、旬の時期に存分に味わいましょう。

シルクスイート

こちらは紅はるかよりも新しく2012年に誕生しています。名前は聞いていましたがあまり見かけることはなく、興味津々でしたが最近やっとあちこちで見かけるようになりました。

名前の通り甘くてシルクのような舌触りをもったさつまいもです。

食べ頃の時期は、11月から翌年の2月頃まで。この時期は旬の美味しいシルクスイートがお手頃価格で手に入るので、焼き芋づくりには最適ですよ。旬を過ぎると貯蔵されたものが1年中買えますが、お値段は高め。旬の時期に存分に味わいましょう。

焼き芋の焼き方

今回は電子レンジのオーブン機能を使って、石焼き芋風に焼いていきます。

  1. まずはさつまいもをきれいに洗います。皮まで食べたいので50℃洗いでしっかりと洗いました。紅はるかとシルクスイートは、洗う前も洗った後も色や見た目では違いがわかりません。今回は食べ比べということで、間違えないように別々に洗いました。
  2. オーブン用の天板にオーブンシートを敷いて、その上にさつまいもをそのまま置きます。

    そのまま焼くと皮が硬めの石焼き芋みたいな焼き芋に焼きあがります。皮が柔らかい焼き芋がお好みの場合は、アルミホイルで包んで焼くと水分が程よく残ったジューシーな焼きあがりになります。

    はじめのうちはアルミホイルで包んで焼いていたのですが、「ホイルに包んで焼くのとそのまま焼くのはどっちが甘くなるのか」を試したときに、そのまま焼く方が水分が飛んで甘く感じられたのでそれからはそのまま焼くようになりました。
    その時の記事はこちら。
    焼き芋をオーブンで焼く!甘さの秘訣は温度と焼き時間にあり。
    甘い焼き芋はお好きですか? 屋台から良い匂いが漂ってくると、もうたまりませんよね。 でも、家で焼き芋を作る場合に、あの甘くてねっとりとした味はなかなか再現できないとお悩みの方も多いようです。 ...
  3. 170℃の低温のオーブンで90分焼きます。余熱はいりません。低めの温度でゆっくりと焼くことで、石焼き芋のような甘みを引き出します。
    火の通りを考えて、途中(45分後くらい)で一度上下を返しました。

  4. 焼き上がりです。ほんの少しですが中央に蜜が噴きだしたあとがあります。

  5. 真ん中の2本を割ってみました。左が紅はるか、右がシルクスイートです。


    シルクスイートは今回初めて購入したのですが、紅はるかとシルクスイートは焼いたあとの見た目も全く違いがわかりません。どちらも美味しそうな黄金色で、しっとりなめらかな見た目。さつまいもから水分が抜けて皮とのすき間がたくさんあります。そして鼻からすーっと息を吸い込むと、甘くて香ばしいかおりが鼻をくすぐります。焼き芋は香りも大事ですよね~。

いざ食べ比べ

紅はるか

とても甘くてまるでスイーツのような甘さです。食べた食感はしっとりしつつもホクホクした感じも少しあります。果肉がきめ細かくて舌触りがなめらかに感じられました。皮はやや硬くなっているので、もう少し焼き時間を短くしても良いかもしれません。

シルクスイート

こちらも甘いですが、紅はるかに比べるとややあっさりとした品のよい甘さに感じられます。しっとりとした食感で舌触りもなめらかでとろけるような感じです。こちらも紅はるかと同じく皮はやや硬くなっているので、もう少し焼き時間を短くしても良いかもしれません。

 


 

紅はるかもシルクスイートも貯蔵することで甘みが増すのが特徴です。今回は甘さの点では紅はるかに軍配が上がりましたが、なめらかさではシルクスイートも負けていません。

甘さに関しては、長く貯蔵したさつまいもはそのぶん甘みが増すそうなので、先に買ってあった紅はるかの方がより甘く感じられたのかもしれません。

旬の時期に購入したさつまいもに「甘みが足りないな」と思ったら、それは貯蔵が足りなかったからかもしれません。そんな時はお家のなかで段ボールなどに入れて少しおいておくだけで、甘みが増してより美味しく食べられるかもしれませんよ。

おわりに

今回焼いもの食べ比べをしてみましたが、なんだが贅沢な気分を味わうことができました。

いつもは1種類の焼き芋を「美味しいね~」とかいいながら食べていたのが、「紅はるかは甘くてしっとりしてるね」とか「シルクスイートも甘いけど本当になめらかな舌触りがする」なんてわいわい言いながら食べ比べていると、選択肢があるって幸せなことなんだなと感じました。

「選ぶ幸せ」は小さな幸せですが、たまには毎日頑張っているご褒美に、こんな幸せを感じてみるのもいいものですよね。

タイトルとURLをコピーしました