焼き芋の保存。冷凍・冷蔵・常温の期間と方法や解凍の仕方をまるっと解説!

根菜類

いつ食べても美味しい焼き芋。

スーパーやコンビニでいつでも買えるため、
ちょくちょく買ってる人も多いのでは?

そんな焼き芋が余ってしまって困ったことはありませんか?

「みんなの分まで買った焼き芋。余ったけどどうしよう?」

「焼き芋をたくさん作ったけど、食べきれない…」

そんなときに役立つ、焼き芋の保存方法をご紹介します。

焼き芋は常温・冷蔵・冷凍のどれでも保存できますが、

「どのくらい保存しておけるのか?」

「どうやって保存すると美味しさを保てるのか?」

この2つに焦点をあてて、解説していきます!

焼き芋の種類:「ねっとり」か「ホクホク」か

焼き芋とひと口に言っても、ご存知のとおり「さつまいも」には様々な品種があります。

以前はさつまいもと言うと、「ホクホク」とした食感の品種(紅あずま や 鳴門金時など)が主流でした。

ところが、最近は「ねっとり」とした食感の品種(安納芋 や 紅はるかなど)の生産が増え、スーパーでも手に入るようになりました。

「ねっとりタイプ」が「ホクホクタイプ」より良いのは、「冷めてもかたくならない」ところです。

焼き芋にした場合などが良い例で、時間がたって冷めてしまった焼き芋も、スイーツのようなねっとりとした食感のまま味わえるんです。

「ねっとりタイプ」と「ホクホクタイプ」、お好みに合わせて焼き芋も選ぶといいですね。

焼き芋の保存方法

焼き芋は常温・冷蔵・冷凍、どの方法でも保存ができます。ここではそれぞれの保存方法と保存期間の目安をご紹介します。

焼き芋を常温で保存

キッチンペーパーや新聞紙、紙袋など、焼き芋から出る水分を吸収してくれるようなもので包んで保存します。

寒い季節なら常温で2~3日ぐらい置いていても大丈夫です。ただし冬場でも暖かい室内は気温も高めになりがちです。温度が低い場所を見つけて置いておきましょう。

安納芋や紅はるかなどのねっとりタイプのさつまいもで作った焼き芋は、水分が多く日持ちが悪いので注意が必要です。

これに比べて、ホクホクした水分の少ない昔ながらのさつまいもで作った焼き芋の方が日持ちします。

冬場以外の気温の高い時期は、常温ではなく冷蔵庫へ。また、食べかけの焼き芋やカットしたものは、常温保存には適していません。冷蔵庫に入れるようにしましょう。

常温で保存した焼き芋はレンジやトースターで温めたり、冷たいままでも美味しく食べられます。

焼き芋を冷蔵庫で保存

ホクホクタイプはあつあつのとき・ねっとりタイプは冷めてから焼き芋をラップで包んでタッパーに入れるかお皿にのせて、冷蔵庫に入れましょう。

冷蔵の場合は、3~4日は保存が可能です。ねっとりタイプの焼き芋は短めホクホクタイプの焼き芋は長めの日にちで考えてくださいね。

冷蔵庫で保存した焼き芋を食べるときは、レンジやトースターで温め直すか、冷たいままでも甘くて美味しく食べられます。

焼き芋は冷凍して長期保存もできる

すぐに食べる予定がない焼き芋は、冷凍するのがベストです。

このとき、常温や冷蔵で賞味期限が来てしまったものは、冷凍しても味が落ちていたり、日持ちが悪くなってしまいます。

焼き芋を美味しく保存するには、「焼きたてをすぐ」冷凍するようにしましょう。

焼き芋の冷凍のしかたは?

まず初めに焼き芋をラップで包むのですが、包むタイミングがホクホクタイプねっとりタイプでは違います。

ホクホクタイプの場合
ホクホクタイプの焼き芋は、焼きたての熱いうちに密封することが大切。
焼き芋は冷める時に熱とともに水分も蒸発します。このときに出る蒸気を一緒に閉じ込めないと、解凍して再加熱した時にパサパサした感じになってしまうんです。ご飯を冷凍する時なんかと同じですね。

ねっとりタイプの場合
ねっとりタイプの焼き芋は、粗熱が取れてからラップに包みます。ねっとりタイプは水分を蒸発しにくいため、熱いうちでなくても大丈夫です。

ラップで包んだ後は、冷凍用の保存袋に入れ、しっかり空気を抜いて密封します。焼き芋が冷めたら冷凍庫でしっかりと凍らせましょう。

焼き芋が大きい場合は、食べ切りサイズにカットしておくと、食べる時に楽チン。小さめの場合は、「まるまる一本で冷凍」した方が、美味しさが保てますよ。

冷凍した場合は、1ヶ月ほど保存できます。ただし美味しさは少しずつ失われていきますので、美味しいうちに食べることをおすすめします。

 


 

いずれの方法でも、保存した後に食べる場合は、焼き芋の状態を確認してから食べるようにしてくださいね。

べたついて変な臭いがしたり、粘りや変色している場合は残念ですが食べないほうが賢明です。

温めてみて変な臭いがする場合は、冷凍庫の臭いが移っただけかもしれませんので、注意してよく観察してくださいね。

冷凍した焼き芋の食べ方

焼き芋は、解凍してそのまま焼き芋として食べるのはもちろん、少しアレンジすることでおかずとしても食べることができます。

焼き芋として

常温で1時間ほど置いて解凍します。

トースターやグリルで表面を軽く焼くと、焼きたての焼き芋の味わいにグッと近づきますよ。お急ぎの場合は、電子レンジで解凍したあと、トースターで焼いてもいいですよ。

お手軽アレンジ

焼き芋ペースト

まるまる冷凍した焼き芋なら、解凍した後で皮をむかずに皮の上から手でもみます。

このあとで皮をむくと、焼き芋が柔らかいペースト状に。

これをお好みでさらにペースト状にして、ナッツと合わせてサラダのトッピングやサンドイッチの具材に、またヨーグルトの甘みとしても◎。

お味噌汁に入れて

お味噌汁の具として焼き芋を入れると、甘くてとっても美味しい味噌汁ができあがります。

焼き芋は火が通っているので、ひと煮立ちさせるだけでOK。お味噌汁が苦手なお子さんも、これなら喜んで食べてくれるかもしれませんね。

生のさつまいもを入れた場合とは、格段に甘みが違ってきますよ。

バター焼きで

適当なサイズに切った焼き芋をバターでこんがり焼き、最後にお醤油を回しかけるだけで、簡単におかずが1品できあがります。

バターの風味と甘じょっぱい味と香りは、ごはんにもお酒にもピッタリです。

芋きんとんにして

焼き芋をペースト状にするだけで、芋きんとんができます。

お砂糖なしでも十分に甘くて美味しいですし、お正月のおせちに使っても、それっぽくなりますよ。ホクホクタイプで作ってぬれ布巾で茶巾絞りにしても、雰囲気が出ますよね。

焼き芋をつぶしただけで塩や砂糖などを加えていないため、保存期間は焼き芋と同じで冷蔵で3日ほどです。

冷凍ならではの食べ方

ねっとり系の焼き芋を半解凍にすると、クリーミーな舌ざわりのお手軽スイーツに変身します。

皮ごともんでから、縦半分に切るか皮をむいてスプーンですくって食べると、まるでアイスクリームのよう。寒い季節に暖かいお部屋で食べる冷凍焼き芋は、最高のごちそうになりますね。

まとめ

焼き芋の保存期間

  • 常温保存は冬場で2~3日
  • 冷蔵保存は3~4日
  • 冷凍保存は1ケ月

保存期間は目安です。さつまいもの品種や焼き芋の状態によっても保存期間は変わってきます。食べるときは、傷んでいないかどうかをしっかりと確認してからにしてくださいね。

焼き芋の冷凍の方法

  • ラップで包む(ホクホクタイプはあつあつのとき・ねっとりタイプは冷めてから)
  • 空気を抜いて冷凍用のバックで冷凍
  • まるまる1本冷凍した方が美味しく食べられる

余ってしまった焼き芋も、保存しておけば数日は美味しく食べられますし、冷凍保存すると長く楽しむこともできます。

甘い焼き芋に飽きたら、お手軽なアレンジ方法で別の一品に生まれ変わらせても、また楽しめるのではないでしょうか。

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