手順は簡単3つだけ。旬のさつまいもで「干しいも」を作ろう!

根菜類

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実りの秋は、収穫の秋でもあります。

子供のころに保育園や幼稚園、小学校などで「芋掘り体験」をした方も多いのではないでしょうか。いまでも毎年秋になると、子供たちが芋堀り体験をしているニュースがテレビや新聞で報じられますよね。

この時期はスーパーなどにも大きなさつまいもが並び、価格もお手頃になってきます。

そんなときは、チャンスです。旬のさつまいもをお値打ち価格でたくさん買って、自宅で「干しいも」を作ると、お日さまをたっぷり浴びた安全で美味しい秋の味覚が食べられます。

干しいもにすることで保存性も高まり、旬の美味しいさつまいもを長く楽しむことができます。

今回は、自宅で3つの手順で簡単にできる干しいもの作り方と、干しいもを長く楽しむ保存方法をご紹介します。

干しいもの作り方

干しいもは、次の3つの手順で作ることができます。

  1. さつまいもを蒸す(鍋・炊飯器・電子レンジ)
  2. さつまいもの皮をむき、スライスする
  3. さつまいもを干す(天日・オーブン・電子レンジ)

簡単ですよね。さっそく作り方をご紹介していきますよ。

手順1:さつまいもを蒸す

干しいもを作る場合は、まず加熱してさつまいもの甘さを十分に引き出す必要があります。

さつまいもを蒸すには「鍋」・「炊飯器」・「電子レンジ」の3つの方法があります。

  • 鍋の場合:炊飯器に比べて短時間で蒸すことができます。
  • 炊飯器:手軽に蒸すことができますが、他の方法より時間がかかります。
  • 電子レンジ:さつまいもが1本の場合は、鍋で蒸す場合と同じくらいの時間でできますが、一度にたくさん蒸すことはできないため、2本以上なら時間がかかります。

時間を優先するなら鍋、手間を優先するなら炊飯器がおススメです。1本だけなら電子レンジでもいけます。お好きな方法で蒸してください。

さつまいもを鍋で蒸す【調理時間15〜30分】

【材料】
さつまいも適量
【手順】
  1. さつまいもを蒸し器に入れ、火にかけます。
  2. 沸騰したら中火に落とし、竹串がすっと通るまで15〜30分蒸したらできあがりです。
道具について
蒸し器がない場合は、鍋や深めのフライパンの中に蒸し板や蒸し網を入れて、その上にサツマイモをのせて蒸すことができます。
蒸し器も蒸し板もない場合は、鍋にお皿や小鉢などを入れ、その上に金属製のザルをのせて蒸すこともできます。
鍋に蓋が無い場合は、アルミホイルで覆いましょう。

さつまいもを炊飯器で蒸す【調理時間1時間15分前後 炊飯器によって異なります】

炊飯器の玄米モードで蒸すことで、さつまいもにゆっくりじっくりと火が通り、より甘みを引き出すことができます。

【材料】
さつまいも適量
200cc
【手順】
  1. 炊飯器に水とさつまいもを入れて、玄米モードで炊飯します。
    ※玄米モードが無い場合は、普通の炊飯モードでもできます。その場合は50分前後でできあがります。

さつまいもを電子レンジで蒸す【調理時間20分】

【材料】
さつまいも1本(250g程度)
キッチンペーパー1枚
【手順】
  1. 洗ったさつまいもを、キッチンペーパーで包みます。
  2. キッチンペーパーごと、水で濡らします。
  3. ラップで包んで、耐熱皿の上にのせます。
  4. 電子レンジの150wで10分加熱し、上下を返して、再度150wで10分加熱したらできあがりです。
    ※150Wの設定が無い場合は、弱モードでもできます。その場合は時間を調整してくださいね。
 

蒸す場合のチェックポイント 
どの場合も、蒸しあがりを確認するために竹串がスッと通り、中心まで透明になっているかをチェックしましょう。竹串が通りにくかったり、切ってみて中心が白かったりしたら、蒸し時間が足りていません。もう少し加熱してみましょう。

手順2:皮をむいてさつまいもをスライスします

蒸しあがったさつまいもの皮をむきます。

皮をむくときは、火傷に気を付けながらも熱いうちにむきましょう。ふきんやキッチンペーパーなどでさつまいもをつつみ、包丁で皮に切り目を入れてから、竹串やつまようじで皮をめくるようにすると剥きやすいです。

さつまいもを繊維に沿って縦にスライスします。あまりぶ厚く切ってしまうと、あとでおいもが乾きにくくなりますよ。1cmくらいの厚みで切りましょう。

小さめのさつまいもなら、皮をむいただけの丸干しもおすすめです。乾きにくいので時間はかかりますが、中がしっとりと仕上がります。これは、手作りならではの味わいですよね。

手順3:さつまいもを干す

さつまいもをスライスしたら、いよいよ干しますよ。干し方は王道の「天日干し」の他にも、「オーブン」や「電子レンジ」を使った方法もご紹介します。

蒸したさつまいもを天日で干す

カゴや干し網などに重ならないように広げて干します。さつまいもの甘い香りで鳥や虫が寄ってくることがありますので、気を付けてくださいね。

晴天の午前10時から午後3時までの間が最適です。夜間は夜露を避けるため室内に取り込みましょう。
しっかり乾燥させる場合は、1日から2日。半干しの場合は、3時間から半日が目安になります。

蒸したさつまいもをオーブンで干す

オーブンシートを敷いて広げ、オーブンの100~110℃の低温で、20~30分ほどゆっくり加熱します。乾燥が足りないようなら、さらに過熱しましょう。オーブンの中でそのまま冷ましたら完成です。

蒸したさつまいもを電子レンジで干す

キッチンペーパーを敷いて600Wで5~6分程度加熱します。
※電子レンジは短時間で干しあがりますが、水分の抜け具合で燃えたり焦げたりする場合があります。時間を短めにして、こまめにガラスのドアから確認しながら乾燥させてくださいね。

干しいもの保存はどうすればいい?

干しあがった干しいもは、そのまま食べても美味しいですが、たくさんできたときは長期の保存が可能です。「常温」と「冷凍」それぞれの保存方法と保存期間をご紹介します。

  • 常温:密封容器に入れて、常温で1ケ月ほど保存できます。食品用の乾燥材を一緒に入れると、カビの心配が減ります。
  • 冷凍:ラップに小分けにして包み、フリーザーバックに入れて、冷凍庫で1年保存ができます。
    食べる時は、冷蔵庫で解凍してからトースターで焼くのがおすすめです。そのままたべるよりもふっくらとして、出来たての干しいもの味が蘇りますよ。

まとめ

干しいもの作り方は、次の3つの工程です。

  • さつまいもを蒸す(鍋・炊飯器・電子レンジ)
  • さつまいもの皮をむき、スライスする
  • さつまいもを干す(天日・オーブン・電子レンジ)

ほんとに簡単ですよね。天日で干すと時間がかかりますが、オーブンや電子レンジなら手軽に短時間で干すことができます。

お日さまをたっぷり浴びた干しいもの味は格別ですが、時間が無いときやお天気が悪いときなどは、オーブンや電子レンジで干すのもアリですね。

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