人参は丸ごと調理するのが最適。皮は剥かずにそのまま食べる理由。

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根菜類

料理の定番野菜と言えば人参は外せません。彩りよし、味よし、値段よしの3拍子でいつでも冷蔵庫に常備しているご家庭も多いですよね。

いつも使っている人参ですが、皮を剥いて使うという人と剥かないという人がいるのをご存知でしょうか。皮は剥くべきかそのまま使っても良いのか、意見が分かれるところですが、実は皮は剥かずにそのまま食べてもいいんです。

そこで今回は、人参の皮について剥かなくていい理由と剥かないことによるメリットについてお伝えします。

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人参の皮、剥く?剥かない?

じゃがいもや玉ねぎの皮は剥くけど、人参の皮は剥くという人と剥かないという人で意見が分かれます。さらにはお料理次第で剥くか剥かないかを使い分ける人や、食べる相手によっておもてなしなら剥く、家族だけなら剥かないなどの使い分けもあります。

そもそも、人参の皮は剥くべきなのでしょうか。

野菜の皮には栄養が豊富とよく言われます。人参の場合は、βカロテンの含有量が野菜の中でもトップクラスで、緑黄色野菜の王様です。

鮮やかなオレンジ色は、たっぷり含まれたβカロテンを物語ります。アンチエイジングや美肌にも効果的なβカロテンは皮のすぐ下に特に多く含まれるので、調理する際は皮は剥かずに丸ごと使った方が、栄養的にはメリットがあります。

人参の皮は、皮じゃなかった!

人参の皮は必ず剥くという方も多いと思いますが、じつは人参の皮だと思っている部分は人参の実の部分だったんです。

本来の人参の皮とは

本来の人参の皮というのは、白っぽくて薄い膜のようなものです。

農家では収穫して出荷する際に、機械で人参どうしをこすり合わせて洗浄しています。すると、土や根と一緒に人参の薄い皮は剥がれ落ち、表面には実の部分が現われます。このため、出荷された時点で皮はほとんど残っていないのです。

それでは、今まで皮だと思って剥いていた部分は一体何だったのでしょう。

皮だと思っていた部分は何?

人参は非常に乾燥しやすい野菜です。しっかりと洗浄されて出荷された人参が私たち消費者の手に届くころには、実の表面の部分が乾燥して硬くなり、いかにも皮があるかのように感じられるというわけです。

時々直売所などで土つきで売られている人参がありますが、これに関しては出荷する際には洗浄されていません。皮もついたままです。

 

いずれにしても人参の皮は薄いため、野菜用のたわしなどで軽くこすり洗いするだけできれいにはがれてしまいます。わざわざピーラーや包丁などで厚く剥く必要はありませんよ。たわしが無い場合は、アルミホイルを丸めたもので軽くこすっても奇麗になります。

 

鮮度が落ちて表面が硬くなっていたり色が悪い場合は、下ごしらえの際にピーラーなどで表面を薄く剥くといいかも知れません。

表面が硬くなっていることで、じっくり煮込む料理などでは味の染み込みが悪くなることがあります。また、色鮮やかに仕上げたいお料理の場合も、表面の皮を剥くだけできれいなオレンジ色を取り戻すことができます。

ただし最初にもご紹介しましたが、人参の代表的な栄養素であるβカロテンは皮のすぐ下に特に多いので、皮はなるべく薄く剥くのが鉄則です。

 


人参の実の部分が硬くなっていたり、色が悪い場合というのは、人参の鮮度が落ちているからです。新鮮な人参は、表面が柔らかくて色も鮮やかなものです。新鮮な人参であれば、わざわざ皮を剥く必要もありません。

そこで次に、新鮮でおいしい人参の見分け方をご紹介します。

新鮮でおいしい人参の選び方

皮を剥かなくてもそのまま食べられる、新鮮でおいしい人参の簡単な見分け方にはいくつかのチェックポイントがあります。

美味しさのポイント

  • 色が濃く鮮やか
  • 表面がなめらか
  • 茎の切り口が小さい

赤みが強いものほど、カロテンの含有量が高いです。また、茎の切り口の軸の部分が小さいもののほうが芯まで柔らかくておいしいです。

鮮度のポイント

  • 茎の切り口が黒ずんでいない
  • ヒゲが生えていない

新鮮な人参には黒ずみがありません。茎の切り口あたりが黒くなりやすいので、ここを見ると収穫してから時間が経っているかどうかが分かります。また、細く白いヒゲが生えているものも収穫から時間が経っている証拠です。これらは購入する際には避けましょう。

 

新鮮な人参を選ぶことで、調理する時に表面が硬くなっていたり色味が悪くなってしまっているということも少なくなります。ただし購入したあとすぐに使わない場合は、鮮度を落とさないように、上手に保存しておきましょう。

こちらの人参の保存方法に関する記事も、チェックしてみてください。
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人参は古くなると表面から黒ずんでしまうので、冷蔵庫で新聞紙に包んで保管するのがおススメです。黒くなった部分はピーラーで薄く削って取り除けば、問題なくおいしく食べられますよ。

皮ごと調理で栄養吸収率がアップ

人参に多く含まれているβカロテンは、油と一緒に摂取することで吸収率がさらにアップします。きんぴらなどの炒め物を作る時には皮を剥かずにそのまま使うことで、油との相乗効果でアンチエイジングや美肌効果がより期待できますよ。

おわりに

毎日のお料理に使うことも多い人参は、皮については気になるという方も多いですよね。鮮度が落ちてしまった人参は、汚れや気になる部分だけをピーラーで削って、あとはそのままお料理に使うのが栄養的にも良さそうです。

下処理としての皮剥きは野菜にはつきものですが、人参に限っては皮はそもそも購入した時点で剥けているので、わざわざもう一度剥かなくてもいいんですよね。皮の近くの実は栄養も豊富なので、剥かないことで効率よく摂取できます。

今まで皮を剥くのが当然と思っていた方も、人参の鮮度や調理法、どう使いたいかによって皮を剥くか剥かないかを選んでみるのが良いのではないでしょうか。