れんこんの保存方法。冷蔵だけじゃなく冷凍・天日干しなら長期保存も可

れんこんの保存方法。冷蔵だけじゃなく冷凍・天日干しなら長期保存も可のイメージ根菜類

れんこんは冬を感じさせる食材のひとつ。

今は一年中買えるものですが、本来の旬は冬。
サッと火を通せばシャキシャキとした食感を楽しめますし、
じっくり煮るとホクホクとしてこれもまた美味しいです。

最近は水煮のパックも人気ですが、
旬の時期には生のれんこんを食べたいですよね。

れんこんは傷みやすい野菜ですが、
正しく保存すれば1週間から最長で1ヶ月ほど保存することができます

傷みやすいからと敬遠されがちなれんこんですが、
上手に保存してシャキシャキ・ホクホクのれんこんを食卓に登場させましょう。

今回は、れんこんの保存方法を冷蔵・冷凍・天日干しの3種類ご紹介します。

れんこんの保存方法

れんこんは田んぼの泥の中で育つため、光や空気にあたったり乾燥を嫌います。
収穫されてから日がたつとアクが出て、穴の部分が黒ずむこともあります。

なるべく早めに食べるのが美味しくいただくためのいちばんの方法ですが、野菜に関しては栄養のバランスや彩りを考えて、お料理に色んな種類をいれたいものですよね。

傷みやすいれんこんもちょっとした手間をかけることで、他の野菜と同じように1週間くらいは冷蔵保存することができます。

冷凍すれば1ケ月保存できますが、食感が変わってしまったり変色してしまうこともあります。

使い方に合わせて保存方法を選んでみてくださいね。

切ったれんこん・使いかけのれんこんの保存方法

切ったれんこんを購入した場合や使いかけの物を保存する場合は、れんこんの切り口が空気に触れて傷みやすくなるため、必ず冷蔵庫で保存しましょう。

切ったれんこんの保存は?

切った状態で売られているれんこんは、切り口を空気にふれないようラップでぴっちり包み、ポリ袋に入れて野菜室に保存して下さい。1週間ほど保存できます。

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切ったり皮を剥いたれんこんの保存

皮を剥いたり切ったりしたれんこんは、空気に触れた部分が酸化して変色してしまいます。

これを避けるには水につけて空気を遮断することがいちばんですが、水につけてしまうと水溶性のビタミンCが流れ出てしまいます。

このため長期間の保存にはおすすめしませんが、数日で使い切る予定であれば水に浸けておくのもありです。

れんこんを水につける

保存容器にれんこんを入れたら、かぶるくらいの水を入れてふたをします。
保存期間は冷蔵庫で1週間が目安です。2日に1回は水を取り替えましょう

水に酢を加える

水につける手順にお酢を少々加えることで、レンコンをより白く保つことができます。

水につけるだけでも変色を抑えることができますが、切った時に既に変色していたような場合でも、酢水に浸けることで元の色が蘇ります

ただしれんこんの実は真っ白ではなくてクリーム色が本来の色なので、お酢につけても真っ白にはなりませんよ。

ひと節丸ごとのれんこんの保存方法

ひと節丸ごとのれんこんを保存する場合は、切ったものに比べるとかなり長持ちします。
1~2週間ほど日持ちがしますよ。

れんこんを使うのが少し先のときは、切った状態のものではなく1節丸ごとのれんこんを買っておくといいですよ。

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れんこんが洗ってあるもの

節がついたままの状態で湿らせた新聞紙で包み、ポリ袋に入れて冷暗所(10℃以下の場所)か冷蔵庫の野菜室で保存します。

新聞紙がなくても、キッチンペーパーなどで代用できます。

泥付きのれんこん

泥がついているれんこんの場合は、洗ったものに比べてかなり日持ちします。

泥付きのまま節がついた状態で湿らせた新聞紙で包み、ポリ袋に入れて冷暗所(10℃以下の場所)か冷蔵庫の野菜室で保存します。

水煮のレンコンの場合

水煮のレンコンは便利ですが、使い切れない場合にどう保存すればいいのか困ることがありませんか?

水煮のれんこんは、開封前なら常温で保存できます。開封後は冷蔵庫か冷凍庫で保存しましょう。

開封前の水煮れんこん

れんこんの水煮は真空パックになっていますので、開封前であれば冷暗所で保存できます。賞味期限が書かれていますので、期限内に使いましょう。

期限内であっても、真空パックの袋が膨張している場合品質が劣化している可能性があります。食べないほうが無難です。

開封後の水煮れんこんの保存は?

開封したれんこんの水煮が余ることがありますよね。

そんなときは短期の保存であれば、生のれんこんのときのように水につけておけば1週間ほど保存ができます

また、しばらく使わない場合は水気を切ってから冷凍しておくと、1ヶ月ほど保存できます。

れんこんを干す

れんこんを干すと長期保存ができるうえに火の通りも早くなり、水分が抜けているので味も染みやすくなります。

干す手間はかかりますが、安くてたくさん買ってしまったときや大量にれんこんをいただいたりした場合は、楽しみながら天日干しするのもいいものですよ。

手順

  1. 皮をむいたれんこんを輪切りか半月切りにして酢水にさらします。
  2. ざるや干し網に重ならないように広げ、天日干しします。時々裏返すといいです。
  3. 朝9時から夕方の3時くらいまで干して、夜は室内に取り込んでください。
  4. 冬の晴れた日なら2~3日でカラカラに乾きます。
    乾いたら乾燥材と一緒に密閉できる袋か瓶に入れて保存します。
    完全に乾いていれば1ケ月ほど保存できます。
    乾燥材が無い場合は1週間ほどで使い切りましょう。
冷凍用の保存袋に入れて冷凍すれば、2ケ月ほど保存ができます
使うときは水に1時間以上浸して、柔らかくなったのを確認してから調理してくださいね。

れんこんは冷凍保存もできます

れんこんは、冷凍でも保存することができます。

生のままでも下茹でしてからでも、作った料理を冷凍することもできますよ。
れんこんを冷凍すると1ヶ月ほど保存ができますので、長く保存したい場合にはおすすめです。

れんこんの詳しい冷凍保存の方法はこちら
れんこんは生で冷凍できる?下処理や保存の仕方と食感を楽しむレシピも。
たくさん買って余ったれんこんは冷凍保存してしまいましょう。 生でも、加熱したあとでも大丈夫。 まとめて下ごしらえして冷凍しておけば、1ケ月はれんこんを便利に使えます。 れんこんの下ごしらえや冷凍方法、れんこんの食感を楽しむおすすめレシピをご紹介します。

新れんこんは早めに食べて

6月から9月上旬にかけて出回る「新れんこん」は、れんこんがまだ完全に成熟していないうちに収穫しています。

水分が多く「新たまねぎ」などと同じく日持ちがしないので、購入したら2日くらいで使い切るのがおすすめです。

新物のれんこんの時期は短いので、そのみずみずしさを活かした料理に使うといいですよ。

れんこんを2~3ミリに薄くスライスして酢水にさらしてアク抜きしたあと、生のままでドレッシングに和えるだけでもシャキシャキと美味しく食べられます。

まとめ

れんこんを保存する方法をまとめます。

  • 切っただけのれんこんは冷蔵庫の野菜室で保存(1週間保存可能)
  • 切ったり皮を剥いたりしたれんこんは水につけて冷蔵保存(1週間保存可能)
  • れんこんまるごと1節なら冷暗所か冷蔵庫の野菜室で保存(1~2週間保存可能)
  • れんこんの水煮の使いかけは水につけて冷蔵保存(1週間保存可能)
  • れんこんは天日で干すと1週間~1ケ月保存できる
  • れんこんを冷凍庫で保存すると1ケ月保存できる

れんこんは泥付きだったりすると下処理に手間がかかりますが、土がついている方が日持ちもしますし手間をかけた分だけ楽しい食感や美味しさを味わうことができます。

形もかわいいので見栄えも良く、薄くスライスしたれんこんをお味噌汁や混ぜご飯に足すだけでも、食べてくれた人に「いつもと違う」季節感を演出することができると思いますよ。

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