ブロッコリーはあまり日持ちのよくない食材ですよね。
買ってきてそのまま冷蔵庫に入れていると、すぐに黄色くなってしまいなんだか美味しくなさそうに。
ブロッコリーは保存方法によって、保存期間が大きく変わります。
冷蔵保存の場合は保存期間は短くなりますが、冷凍すれば驚くほど長もちになります。
保存方法をしっかりすることで、長く美味しく食べることができますよ。簡単にできますので、ぜひ活用してください。
ブロッコリーの保存方法と保存期間についてご紹介します。
ブロッコリーの保存方法
まずは下ごしらえ
ブロッコリーの洗い方、知ってる?
ブロッコリーのつぼみ部分の小さな隙間には、細かな汚れが付いていることがあります。砂やホコリ、場合によっては虫などが入り込んでいることも。
調理するときは水にじっくり浸して、よく洗ってから使いましょう。
ブロッコリーをカットする前でもカットしてからでも、どちらのタイミングで洗ってもいいですよ。
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冷蔵で保存する場合の保存方法と保存期間
生のまま保存する
ブロッコリーは日もちが短く、黄色く変色しやすいので、買ってきたらすぐに加熱することがおすすめです。
でも「今日は使えない」「半分残ってしまった」といった場合もありますよね。そんな時の保存方法をご紹介します。
丸ごと冷蔵保存する場合
丸ごとのブロッコリーを生のまま冷蔵保存する方法
まずは余分な葉を切り落とします。ブロッコリーは乾燥を嫌いますので、ビニール袋に入れて、冷蔵庫の野菜室で保存します。このときつぼみの部分を上側にして、茎を下側にして立てて保存します。
保存期間
生で保存する場合の保存期間は、3~4日程度です。長く置いておくと、つぼみが開いてきたり黄色く変色したりします。こうなると味も栄養価も落ちてしまいますので、早めに茹でておくのがおすすめです。
使いかけの場合
使いかけのブロッコリーの冷蔵保存は、傷みが早くなるためおすすめしません。できれば生のまま冷凍する方がおすすめです。
「余ってしまって茹でる時間も冷凍する時間もない」といった場合は、次の方法で保存しましょう。
使いかけのブロッコリーを生のまま冷蔵保存する方法
切り口に濡らしたキッチンペーパーをあてて乾燥を防ぎ、ビニール袋にいれて冷蔵庫の野菜室で保存します。
保存期間
使いかけの場合の保存期間は、2~3日程度です。なるべく早く茹でてしまいましょう。
茹でてから保存する
ブロッコリーは茎とつぼみ部分では固さが違い、お湯で茹でるとつぼみの部分が柔らかくなりがちです。茹ですぎてしまうと、保存期間も短くなってしまいます。
フライパンで蒸しゆでにすると、お湯で茹でたときと同じように緑が鮮やかで、かつ程よい歯ごたえも楽しめます。
失敗しにくい上に、うまみも凝縮されてビタミンCの流出を防ぐこともできるので、いいことずくめです。ここではフライパンでブロッコリーを茹でる方法をご紹介します。
フライパンでの茹で方
- フライパンにブロッコリーを茎を下にして並べ、上から水を大さじ3(50cc弱くらい)ふりかけます。
- フタをして強火で加熱し、沸騰したら弱火にして2分加熱します。火を消してそのまま1分蒸らします。
- フタをあけてザルにあげて広げ、そのまま冷まします。
やわらかくなりすぎたと思ったら、うちわなどであおぐと余熱の入りすぎを防げます。
冷蔵保存する方法
茹でたブロッコリーの水気をよく切り、密閉できる容器などに入れて保存します。
保存期間
茹でたブロッコリーを冷蔵保存する場合は、3~4日ほど保存できます。
生のまま保存する場合と同じように、早めに食べ切るようにしましょう。また、茹ですぎてしまった場合には賞味期限が短くなりますので、気をつけてください。
冷凍で保存する場合の保存方法と保存期間
生のままで冷凍保存する
「ブロッコリーは茹でてから冷凍するもの」と思われがちですが、生のままでも冷凍保存ができます。
生のまま冷凍保存する方法
- ブロッコリーを小房に分けて切り落とし、きれいに洗って水けをきります。
- 重ならないように冷凍用の保存袋にいれ、冷凍します。
使う時にはビニール袋から取り出し、凍ったままゆでたり、炒めたりして使います。また、電子レンジでそのまま加熱することも可能です。お皿かシリコンスチーマーに並べて水(好みで塩も)を入れて、600Wの電子レンジで2分ほど加熱します。
保存期間
生のまま冷凍保存する場合は、3~4週間ほど保存できます。
茹でてから冷凍保存する
ブロッコリーを茹でてから冷凍する場合は、普段食べている茹で方よりも固く茹でる必要があります。冷凍保存してから解凍すると、冷凍前の状態よりもやわらかくなるので、最初から柔らかく茹でてしまうと食感が悪くなってしまうためです。
ゆでてから冷凍保存する方法
- フライパンにブロッコリーの茎を下にして並べ、上から水を大さじ3(50cc弱くらい)ふりかけます。
- フタをして強火で加熱し、沸騰したら弱火にして1分加熱します。火を消してそのまま30秒蒸らします。
- フタをあけてザルにあげて広げ、そのまま冷まします。
やわらかくなりすぎたと思ったら、うちわなどであおぐと余熱の入りすぎを防げます。 - ブロッコリーの水気をしっかりとって冷凍用保存袋に重ならないように入れ、なるべく空気を抜いて冷凍します。
※お湯でゆでる場合であれば、茹で時間は30秒程度にとどめましょう。
使う時は、そのまま食べる場合は冷蔵庫で自然解凍するか、電子レンジの解凍モードで20~40秒ほど加熱します。お弁当に使う時は、凍ったままお弁当箱に入れておけば、食べる頃には解凍されています。
保存期間
茹でてから冷凍する場合は、1ケ月ほど保存することができます。
傷んだブロッコリーの見分け方
ブロッコリーの保存期間はあくまでも目安ととらえて、食べる際には目と鼻を使って状態を確認することが大切です。
ブロッコリーは黄色く変色していても食べることは出来ますが、黄色くなったのは花が咲く寸前の状態です。味や栄養価は落ち、つぼみは固くなっています。
この他に次のような状態であれば、傷んでいると判断して食べるのを控えた方がいいですね。
- ヌメリが出ている
- 異臭がする
- つぼみの部分が茶色く変色している
下茹でしたものは冷蔵庫で2~3日が美味しく食べられる目安と考えて、早めに食べきりましょう。
おわりに
ブロッコリーはつぼみ部分を食べる食材なので、つぼみの次は花が咲きます。このため生のままだと保存期間が短く、下茹でしても3日程度が美味しく食べられる期間です。
しかし冷凍した場合は1ヶ月ほど保存できるので、1株買っても一度に食べきれないときなど、生のままでもサッと茹でても冷凍できる冷凍保存がおすすめです。
栄養豊富で色々な使い方ができるブロッコリーを賢く保存して、毎日の食卓に彩りを添えましょう。