ブロッコリーは栄養価が高く、緑黄色野菜の値段が高騰する冬が旬の食材です。
調理するのも、サッと茹でるだけで食べることができて、お弁当にいれたりお肉の付け合わせやシチューなどの彩りにも何かと重宝する存在ですよね。
栄養価が高く、食卓やお弁当の彩りにかかせないブロッコリーですが、いつもお湯でゆでていませんか?
実はブロッコリーをお湯で茹でてしまうと、せっかくの栄養を逃がしてしまうことになるんです。
ブロッコリーはお湯ではなく電子レンジでゆでることで、栄養を逃さず簡単に美味しく食べることができますよ。
ブロッコリーを手軽に茹でて、毎日の献立にたっぷり使ってみませんか。
ブロッコリーの茹で方、ゆで時間
一般的にはブロッコリーの下ごしらえには、お湯でサッと茹でる方法がよく用いられています。しかしお湯で茹でると水溶性であるビタミンCは減少してしまうのです。
ブロッコリーには生のブロッコリー100gに対して、ビタミンCは120mg含まれています。
お湯で茹でることにより120mgあったビタミンCは、残念ながら54mgに減少してしまうんです。これはもったいないですね。
スープやシチューなどにブロッコリーを生のまま入れて、茹で汁ごと食べる場合は溶けだしたビタミンCをそのまま食べることができます。でもサラダなどにブロッコリーを使う場合は、お湯で茹でたときのゆで汁は捨ててしまいますよね。
そこでビタミンCを逃がさないためにおすすめするのが、電子レンジを使って短時間加熱することです。
電子レンジで茹でると、ビタミンCの流出を防ぐことができます。また、お湯をわかす手間もなく短時間でゆでられますよ。
ブロッコリーを電子レンジでゆでる方法
- ブロッコリーをきれいに洗います。とくに電子レンジで加熱する場合は、念入りに洗いましょう。
ブロッコリーの洗い方と下処理|正しく洗って汚れや虫を撃退!ブロッコリーを調理するときに 「きれいに洗えてるのかな?」 「虫がついてたらどうしよう??」 こんなお悩みありませんか。 洗ったつもりが、意外と汚れが残りがちなブロッコリーを、確実にきれいに洗う方法をお伝えしていきます。 - 洗ったブロッコリーを小房に切りわけます。茎にも栄養があり、茹でると甘みがでて美味しいので、茎も一緒に茹でるといいですよ。
- 耐熱皿に濡れたままのブロッコリーを茎を下にして重ならないように並べ、ラップをかぶせて600Wの電子レンジで2分加熱します。冷ますときに余熱でやわらかくなるので、少し硬めに茹でておきましょう。
※柔らかめがお好きな場合は、2分30秒~3分ほど加熱します。硬さはお好みで調整してくださいね。 - ザルなどに広げ、冷まします。
サラダなどでそのまま食べる場合は、お好みで少し塩をふってから茹でても美味しいです。
ブロッコリーを小房に分けてから加熱する方法をご紹介しましたが、ひと株を丸ごと電子レンジで加熱することもできます。
この方法は加熱してから切り分けますので、ブロッコリーが柔らかくなって切り分けやすく、先ほどの「小房に分けてから加熱する方法」よりも簡単にできますよ!
ブロッコリーを丸ごと電子レンジで加熱する方法
- ブロッコリーを丸ごときれいに洗います。とくに電子レンジで加熱する場合は、念入りに洗いましょう。
ブロッコリーの洗い方と下処理|正しく洗って汚れや虫を撃退!ブロッコリーを調理するときに 「きれいに洗えてるのかな?」 「虫がついてたらどうしよう??」 こんなお悩みありませんか。 洗ったつもりが、意外と汚れが残りがちなブロッコリーを、確実にきれいに洗う方法をお伝えしていきます。 - 耐熱皿に濡れたままのブロッコリーを平らに乗せて、ラップをかぶせて600Wの電子レンジで3分加熱します。冷ますときに余熱でやわらかくなりますので、少し硬めに茹でておきましょう。
※柔らかめがお好きな場合は、3分30秒~4分ほど加熱します。硬さはお好みで調整してくださいね。 - 粗熱を取り、冷蔵庫で冷やします。
- 食べる時に、お好きなサイズに切り分けます。
ブロッコリーの茎は普段捨てられがちですが、丸ごと茹でるとブロッコリーの茎も使いやすいですよね。茎には栄養もありますし、甘みもあるのでなるべく食べるようにしましょう。
お味噌汁やシチューに入れたり炒め物に加えたりと、そのまま食べるだけでなく、色々な楽しみ方があります。
ただし、茎を切り分ける時に茎の皮の内側にあるスジが硬い場合は、取り除いておきましょう。そのまま食べても硬くて、口の中に残ってしまいますよ。
おわりに
まとめです!
- ブロッコリーはお湯で茹でるとビタミンCが流出してしまう
- 電子レンジでゆでると、栄養を逃がさない
- 電子レンジでは、小房に切り分けて茹でる・丸ごと茹でるのふた通りの方法がある
ブロッコリーは栄養価が高くて調理も簡単、食べやすくて彩りも良いとあって毎日食べたい食材です。
電子レンジを使って手軽に茹でて、野菜不足解消にもたっぷり食べてみてはいかがでしょうか。