ダイエットにも有効と人気の高い「酢大豆」。
じつは作り方はとても簡単だって知ってました?
材料も少ないので、初めてでも挑戦しやすいです。
乾燥大豆をひと晩水に浸けて戻し、
炒ってから酢に浸けたらあとは待つだけ。
3日ほどで、ほどよい酸味が特徴の、酢大豆のできあがりです。
今回は、酢大豆の作り方や効果効能、
ダイエットに効果的な食べ方やアレンジレシピをご紹介します。
かんたん!酢大豆の作り方
酢大豆は、材料も少なく簡単に作ることができます。
■材料(600~700mlの保存容器1つ分)
乾燥大豆・・・100g
リンゴ酢・・・2カップ
はちみつ・・・大さじ1
■作り方
- 大豆を、3倍の分量の水にひと晩つけて、戻します。8時間くらいで戻ります。
- ザルにあげて、水気をよく切っておきます。
- フライパンに大豆を入れて、弱火で10~15分、焦がさないようにカリッとするまで炒ります。粗熱が取れたら清潔な容器に入れましょう。
- はちみつと酢をよく混ぜて、容器に注ぎ入れます。
- これでできあがりです。冷蔵庫で保存し、3日目くらいから食べられるようになります。
保存の目安
冷蔵で10日~2週間ほど。
お好みで、ローリエやタイム、粒ブラックペッパー、クミンシードなどのハーブやスパイスを一緒に漬け込むと、風味豊かでお洒落な酢大豆に仕上がりますよ。
水煮大豆を使う場合は、230g程度を用意し、水気を切ってから大豆を炒ります。
煎り大豆なら、そのまま容器に入れるだけです。煎り大豆はお酢をよく吸って、酸味の強い酢大豆に仕上がりますよ。
酢大豆の簡単な作り方は、煎り大豆を使うことですね!
酢大豆はここがすごい!
ここでは酢大豆の効果効能についてご紹介します。
大豆はたんぱく質、カリウム、カルシウム、ビタミンB群、食物繊維などが豊富な栄養価の高い食品です。
これらに加えて、大豆イソフラボンや血栓をつくりにくくする大豆レシチン、抗酸化作用のある大豆サポニンなど、生活習慣病を予防する成分が含まれています。
大豆イソフラボンって?
ポリフェノールの一種で、悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす働きがあります。
女性ホルモンに似た働きもあり、ホルモン分泌のバランスを整えて、生理不順や更年期障害の不調を緩和してくれたりします。
サポニンって?
抗酸化作用を持ち、血液をサラサラにするので、動脈硬化や心臓病、高血圧を防ぎます。
酢大豆の効果的な食べ方は?
酢大豆は、食後に5〜10粒くらいを食べ続けるのが、健康やダイエットに効果的です。
健康に良いといわれる酢大豆ですが、注意していただきたいのが、大豆アレルギーです。
大豆を長く食べ続けることでアレルギーを発症し、口のなかのかゆみや湿疹などがおこることがあります。ただし体質にもよりますが、食べ過ぎなければそれほど心配することはありませんのでご安心を。
どんな食品でもそうですが、「美味しいから」、「ダイエットにいいから」といって、食べ過ぎるのは控えましょう。酢大豆は上記のように10粒を目安にしてくださいね。
酢大豆はそのままでもおいしく、またクセもないことから、さまざまなお料理に活用できます。
〇 そのままで、おやつに。
〇 サラダや酢の物、和え物に。
〇 野菜やきのこの炒め物や、煮物に。
〇 魚や肉料理に加えても。
酢大豆の残ったお酢はどうする?
ただ、捨てるのはもったいないので、通常のお酢として、お料理に活用してみてはどうでしょうか。
大豆の栄養素が溶け込んでまろやかな味わいのお酢は、煮物や炒め物に入れるとさっぱりとした味わいに。
お酢の効果については、こちらもどうぞ。
酢大豆を使ったレシピ
さいごに、酢大豆を使ったレシピをご紹介します。
ひじきと酢大豆のサラダ
にんじん、きゅうり、大豆の彩りがきれいなサラダです。大豆のたんぱく質にひじきのカルシウムが加わり、栄養も満点な常備菜になりますよ。
■材料(2人分)
ひじき(乾燥)・・・6g
酢大豆・・・50g
にんじん・・・1/3本(60g)
きゅうり・・・1/2本
〇マヨネーズ・・・大さじ1
〇はちみつ、粒マスタード、しょう油・・・各小さじ1
〇塩、こしょう・・・少々
■作り方
- ひじきはたっぷりの水に20分つけて戻し、熱湯でさっとゆでて水けを切ります。
にんじんは千切りにし、同じく熱湯でさっとゆでて水けを切ります。
きゅうりは斜め薄切りにしてから、細切りにします。 - 〇の調味料をボウルに入れてよく混ぜあわせ、1と酢大豆を加えてあえます。
ひじきの水溶性食物繊維と、大豆の不溶性食物繊維で腸内環境を整えて、便秘解消が期待できます。大豆レシチンや大豆サポニンが、生活習慣病の予防も助けます。
まとめ
今回は、酢大豆の作り方と健康効果、ダイエットに効果的な食べ方とアレンジレシピをご紹介しました。
大豆は栄養が豊富で糖質は低めとダイエットには最適な食品です。
そこにお酢のパワーが加わることで、血糖値の上昇を抑えて中性脂肪を低下させる働きや疲労回復をサポートしたりと、若さを保ってパワーをくれる、酢大豆にはそんな力があります。
お酢が苦手な方は、美味しく感じないのに「健康のため」、と無理に食べるのはよくありません。はちみつをもう少し増やしたり、ハーブやスパイスを使って食べやすくするなど、風味を変えてみるのも美味しく続けられるひとつの方法です。
レシピは参考程度にして、どんどんお好きにアレンジしてしまいましょう。