健康効果だけじゃない。「お酢」にはいいことたくさん!厳選レシピも。

発酵食

お酢、摂ってますか?

「酸味がきつくて苦手」と敬遠されるかたも多いですよね。

お酢には、内臓脂肪や血圧、血糖値に関する健康効果のほかに、料理にプラスすることで得られるさまざまな効果があります。

今回は、お酢の健康効果や料理に使うと良い効果について、ご紹介します。
お酢を使った厳選レシピもありますので、ぜひお酢の世界を覗いてみてください。

お酢の効果

お酢には、体に良いさまざまな効果があります。
健康効果だけでなく、調理のさいにお酢を使うことで得られる効果も、たくさんあります。

まずは、お酢で得られる健康効果について、見ていきましょう。

お酢の健康効果

〇 内臓脂肪が減る!
体をさわるとぶよぶよしている部分、これは皮下脂肪です。

これとは別に、内臓の周りにもやはり脂肪がつきます。これが、内臓脂肪。
触ってもわからないし、痩せ気味の方でも、内臓脂肪がたっぷりついていることがあります。

ほうっておくと、高血糖、高血圧などを引き起こし、メタボにつながります。お酢を毎日の食事に取り入れることで、肥満気味の方の内臓脂肪を減少させる働きが期待できます。

〇 血圧を下げる!
高血圧は自覚症状がなく、血圧は加齢とともに徐々に上がっていきます。お酢を毎日の食事に取り入れることで、高めの血圧を低下させる働きが期待できます。

〇 食後の血糖値の上昇を緩やかに
食後の血糖値の急上昇は、繰り返すことで糖尿病のリスクが高まります。お酢を毎日の食事に取り入れることで、血糖値の上昇を緩やかにする働きが期待できます。

お酢を使うといいこと

〇 食べ物を傷みにくくする
お酢を入れてご飯を炊くと、傷みにくくなります。

夏場のお弁当を作るばあいなど、傷みやすい季節には、米1合に対して小さじ1のお酢を加えてご飯を炊きましょう。加熱しているので、お酢の香りも気になりません。

おにぎりを握るときの手水にお酢を加えると、同じようにおにぎりが痛みにくくなります。お水と酢を、1:1の割合で手水を作ります。

〇 減塩効果
塩分の摂りすぎは、高血圧などの生活習慣病の原因になります。

とはいえ、やみくもに塩分を減らしてしまうと、味気ない食事になってしまいます。
塩を控えた味付けでも、お酢を使うことで、素材の味を引き立たせる効果があります。
お酢を上手に使って、健康的においしく食べましょう。

〇 食欲増進
お酢の適度な酸味は、油を使った料理でもさっぱりとした味わいにしてくれます。
疲れて食欲がわかないときの、救世主になります。

〇 素材の色を美しく
ラディッシュや紫キャベツ、紫たまねぎなど、食材にアントシアニンを含むものは、酢によってアントシアニンが酸性になり鮮やかな色に変わります

紫たまねぎで「酢たまねぎ」をつくると、きれいなピンク色に仕上がります。

酢たまねぎの作り方は、こちらの記事をどうぞ。

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ごぼうやれんこんには、ポリフェノールが含まれています。
調理のさいに切って空気にふれることで、酸化酵素が働き色が茶色くなります。
酢水につけることで、酸化を抑えて変色を防ぐことができます。

〇 カルシウムやコラーゲンをアップ
骨付き肉に酢を入れて煮ると、骨のカルシウムやコラーゲンが溶け出して、通常より多く摂取できます。

〇 素材のぬめりをとる
里いものぬめりの成分である糖タンパク質は、酢によって沈殿するため、酢を入れて下ゆですると、ぬめりがとれます。

お酢を使った料理3選

お酢の適度な酸味は、油を使った料理でもさっぱりとした味わいになります。
ここでは、お肉をさっぱり食べられるレシピをご紹介します。

豚肉の甘辛さっぱり焼き
【材料(2人分)】
 〇 豚しょうが焼き用・・・6枚
 〇 片栗粉・・・適量
 〇 酒、砂糖、しょうゆ、酢
     ・・・各大さじ1
 〇 油・・・小さじ2~3

【作り方】

  1. 豚肉を広げ、1枚ずつ裏表に片栗粉をまぶします。
  2. 油を熱したフライパンで、豚肉を焼きます。
  3. お肉が焼けたら、合わせた調味料を加え、よく絡めます。
  4. レタスやサラダ菜などを添えて、盛り付けます。

甘辛い味に酸味が加わり、あと味がさっぱりとした味わいになります。
玉ねぎやキャベツなどを一緒に炒めて、肉野菜炒めにしてもおいしいです。

 

さっぱり鶏唐揚げ
【材料(2、3人分)】
 鶏もも肉・・・2枚(400g)
 ◎ 塩・・・小さじ1
 ◎ 酢・・・大さじ1
 片栗粉、小麦粉・・・各大さじ3
揚げ油・・・適量

【作り方】

  1. 鶏もも肉は洗って水けをよく拭き、余分な脂を取り除いてひと口大に切ります。
  2. 1に◎を合わせてよくなじませ、15分置いておきます。
  3. 片栗粉と小麦粉をあわせて2にまぶし、170℃の油で揚げます。

鶏もも肉が、お酢の効果でやわらかく揚がります。
酢をあわせることで、塩の分量が少なめでも十分に味がしみて、減塩にもなります。

 

レバニラ
【材料(2人分)】
 鶏レバー・・・200g
 にら・・・1/2束
 長ネギ・・・1本
 にんにく・・・小さいひとかけ(薄切り)
 ◎ ナンプラー・・・小さじ1/2~1
 ◎ 黒酢・・・大さじ1
 ごま油・・・小さじ2
 塩・・・小さじ1/4
 ごま油・・・少々

【作り方】

  1. 鶏レバーは食べやすい大きさに切り、氷水に10分漬けて血合いや汚れをとります。
  2. にらは5cmの長さに、長ネギは斜めうす切りにします。
  3. フライパンににんにくとごま油、水気を拭いたレバーを入れて、中火にかけて炒めます。
  4. レバーの色が変わってきたら、塩をふってさらに炒めます。
  5. レバーにほぼ火が通ってきたら、長ネギ、ニラの順に加えながら炒め合わせ、◎で味を整えます。
  6. 盛り付けて、こしょうをふります。

お酢の効果でレバー独特の臭みがやわらぎ、味がまとまります。

この他に、当サイトではこってりお肉に添えるのにぴったりな、お酢を使ったレシピをご紹介しています。

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おわりに

今回は、お酢の持つ健康効果と、お酢を使うといいことについて、ご紹介しました。

今ではお酢が大好きで、そのままサラダにかけて食べたりもしますが、こどものころは、お酢というと酢の物で、これが苦手でした。
多分甘酢の甘みが足りなくて、ツンとした酸味が苦手だったのだと思います。

いつから食べられるようになったのか、覚えていないのですが、大人になったら自然に好き嫌いがなくなり、酢の物も食べられるようになりました。

お酢には、内臓脂肪や血圧、血糖値に関する健康効果のほかに、料理にプラスすることで得られるさまざまな効果があります。

「お酢が苦手」という方は、最近は酸味の穏やかなお酢も販売されていますので、そちらを試してみるのも良いと思います。

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