真っ赤なトマト。食卓にあるだけで、パッと華やぎますよね。
年中スーパーで買うことが出来るトマトですが、一年で最も美味しい時期や栄養、いろんなトマトがあるけれど、どんなものを選べば良いのか。ご存知でしょうか?
いつが一番おいしいのか、どう選ぶといいのか。疑問に思ったことを調べましたので、さっそくご紹介します。
トマトの旬の時期はいつ?
一年中食べられるトマトですが、本来の旬は夏。
と思った方、じつはトマトは夏が旬ではないんです。以外でしたか?
日本では6~8月の夏場に露地栽培され、価格も安くなって嬉しいですよね。
でも、本来トマトは高温多湿に弱く、真夏のトマトは「一番おいしい」とは言えないんだとか。
一番おいしいのは、春~初夏、そして秋にとれるトマト。この時期のトマトは、太陽の光をたっぷり浴びて、甘みも強くなってより美味しくなります。
11月~5月に熊本などの冬春もの、6~10月は北海道などの夏秋ものが出回りますよ。
美味しくなる時期をねらって、トマトをゲットしましょうね。
トマトの選び方は?
赤色が濃く、重みが感じられるものを選びましょう。ヘタがしおれたり黒ずんでいるものは鮮度が悪いです。ヘタが青くてみずみずしいものを選びましょう。
大玉のトマト
ひっくり返すと真ん中から白い筋が星のように放射状に長く走り、筋と筋の間の果肉がやや透けて見えるようなものが甘みがあります。これは現在一般的に流通している「桃太郎」が完熟したときの特徴です。
白い筋のないトマトはやや酸味が強いので、煮込み料理などに向いていますよ。
ヘタの周りが青くひび割れているものは、夜と日中の温度差が激しい場合に発生するものです。
酸味が強めですが甘みもあり管理人は好んで買っています。地元の高山産のトマトでよく見かけますよ。
酸味が苦手な方は選ばないほうがいいかもしれませんね。
ミニトマト
濃い赤色で、皮にハリとツヤがあるものがいいです。またおしりに白い2本線があるものは、大玉のトマトと同じように甘みがある証拠です。
また、ミニトマトは熟してくると、ヘタの部分がひっくり返ります。収穫するときは、これがサインなんですよ。ヘタがひっくり返ったミニトマトを見つけたら、即購入しましょう。
でも、たべるのはちょっと待って。ミニトマトは収穫したてはまだ酸味が残っていることがあります。ヘタが元気なのは、収穫したてで新鮮だから。
もし酸味が気になる場合は、このミニトマトをしばらく置いておくと、ヘタがしおれてきます。このヘタがしおれる間にも熟して甘みが増し、とっても甘くなっていますよ。ときどき熟し具合を見ながら、完熟を待ってください。ぜひお試しくださいね。
トマトを選ぶときには、これらのポイントを見ることで、おいしいトマトに出会えますよ。
トマトの栄養は何がある?
トマトは健康に良いとよく言われます。どんな栄養があるのでしょうか?
ビタミンC、カロテン、ビタミンB1・B2、カルシウム、カリウムなどの栄養素が豊富です。
多用な栄養素を含み「トマトが赤くなると医者が青くなる」ともいわれますよね。
赤色色素のリコピンは活性酸素を抑え、ガンや動脈硬化を予防するとされています。
カリウムは高血圧を予防します。
美容にも、健康にも良い栄養素がたくさん含まれているんですね。
トマトの種類は何があるの?
トマトには、大玉、中玉、ミニトマトと様々な大きさと色の種類があります。
大玉のトマトは、ほぼ「桃太郎」で決まりですね。このトマトは完熟しても傷がつきにくく、甘みが強いので人気の品です。昔ながらの先がとがった「ファーストトマト」も根強い人気があります。
中玉にはフルーツトマトなどの甘い種類があり、こちらも最近見かけるようになってきました。「フルティカ」「レッドオーレ」など甘い品種が人気ですね。
そして最近スーパーのトマト売り場では、赤・黄・オレンジ・緑・黒などなどカラフルなミニトマトがたくさん売られていますよね。色によって、含まれている栄養素も違ってくるんですよ。
楕円形の「アイコ」、真ん丸で小粒の「千果」などはパックでよく見かけます。どちらも甘くて美味しいですよね。イエローアイコやオレンジ千果もありますよ。
新しい品種を見つけると、お菓子の新商品みたいについつい買ってしまいますよね。プチトマトの黒はちょっと華やかさに欠けますが、食卓に楽しい話題を提供できますよ。
トマトの正しい保存方法は?
大玉トマトの保存方法
赤く熟したものは、ヘタを下に向けて重ならない様にビニール袋に入れて野菜室で保存しましょう。こうすると5日ほど日持ちします。
青いトマトの場合は、野菜室で数日置いておくと真っ赤になります。ヘタの部分が青く下の方が赤みを帯びている状態であれば、甘みより酸味が効いていて、これはこれで美味しくいただけます。
全体に青いようであれば、ヘタを下にしてザルなどに重ならない様に広げ、室内の日当たりの良い場所に置いておくと、赤く熟してきます。そのあと、冷蔵庫に移しましょう。
ミニトマトの保存方法
ミニトマトのヘタを取って洗い、水気をよく拭きます。タッパーにキッチンペーパーをしき、そのうえにヘタ部分を下にして、ミニトマトを並べます。
フタをして、野菜室に平らに保存します。
これで、トマトにもよりますが、2週間ほど保存ができます。2週間は嬉しいですよね。
あまりたくさんは食べないけれど、食事のたびに使いたいってときは、重宝しますよ。
トマトを安全に食べるには?
トマトは栽培するときに、農薬がやや多めに使われる作物です。
残留農薬などが気になる方は、食塩水の中でやわらかい布を使って表面をよくこすり洗いしましょう。そのままトマトを数分漬けておくのも、効果的ですよ。
トマトがおいしいメニュー
生食はもちろん、パスタソースやミネストローネ、湯剥きしてビーフシチューやハヤシライスなどさまざまな料理に利用されていますよね。
インド風カレーに入れたり、トマト鍋やトマト肉じゃがなど、トマトが主役のお料理も最近人気ですよね。トマトには旨みがあって、だしにもなるんですよね。
ぜひ、いろんなトマト料理に挑戦してみてくださいね。
ミニトマトはマリネ液に漬けるだけの、マリネもおススメですよ。カラフルなプチトマトでつくると、とってもかわいいです。
こちらのトマト寒天、トマトがあまり美味しくない季節も楽しめますよ。
まとめ
いかがでしたか?トマトの選び方をおさらいすると
大玉トマトなら
- 赤色が濃く、重みが感じられるもの
- おしりに白い筋(スター)があるもの
プチトマトなら
- 濃い赤色で、皮にハリとツヤがあるもの
- おしりに白い2本線があるもの
- ヘタがひっくり返っているものは、完熟
基本は冷蔵庫での保存が望ましいですね。
トマトは甘いものから酸味の強いものまで色々あります。また最近では色とりどりのプチトマトが栽培されていますよね。変わったトマトを見つけたら、ぜひ挑戦してみてくださいね。