ゴーヤは野菜の中でも好き嫌いの分かれるものの筆頭にあげられます。
- 栄養があるらしいから食べたほうがいいって思うんだけど、やっぱりあの苦さが苦手。
- でこぼこしていて変わってるからどう調理すればいいのかわからない。
そんな方には今回の記事を読んで、ちょっとだけゴーヤを知ってぜひ食べていただけたらと思います。
選び方
緑が濃く見た目より重い感じのものを選びましょう。黄色がかったり、イボがハリのないものは避けます。
全体が白っぽく見える時が、一番おいしい状態です。白くビニールコーティングしているように見えるのが熟す一歩手前で、緑に熟してしまうと苦くなります。
表面のイボがすき間なく詰まり、欠けたり潰れたりしていないものが新鮮です。
旬
6月から8月。沖縄、鹿児島、宮崎、熊本、群馬などが主な産地です。
ハウス栽培は一年中行われています。
安全に食べるには?
表面を流水でよくこすり洗いし、薄くスライスしてさっと水に浸します。これで苦みが抑えられます。
栄養と効能
ビタミンCがトマトの5倍あります。βカロテン、カリウムなどのミネラルも豊富に含まれています。
ビタミンCは熱に壊れにくく、カロテンも多いので油で調理することで、ヘルシーなおかずができますね。
苦みのもととなっているモモルデシンは、胃を刺激して食欲を高める上に、血糖値を下げ肝臓の働きを活発にします。
保存方法
丸ごとであれば、湿った新聞紙で包み、冷暗所で保存します。2週間ほどもちます。
カットしたものは、タネとワタをはずし、濡らしたたキッチンペーパーで包み、ラップでくるんで野菜室で保存します。1週間ほどもちます。
仲間
あばしゴーヤ
太くてずんぐりした形の沖縄の在来種。肉厚で苦みも少なく食べやすいです。
白ゴーヤ(サラダゴーヤ)
15センチほどの長さの白い色のゴーヤです。イボが硬く苦みが少ないです。生でサラダにしても食べられます。
私は地元の産直市場で、薄緑色のサラダゴーヤを買って生で食べてみましたが、全然苦みを感じませんでしたよ。
ミニ
15センチのミニ系。苦みが少な目でグリーンカーテンとしての栽培も多いようです。
おいしい食べ方
苦みを抑えるには
塩もみをするか、さっとゆでると苦みが抑えられます。ただし、塩もみやゆでることで、栄養が失われてしまいますので、ほどほどに。
ワタも食べられます
ワタには果肉の1.7倍ものビタミンCが含まれています。実際食べてみるとわかりますが、苦みも少ないのでぜひお料理に利用してください。
タネも未熟でやわらかいのでワタごとはずして食べられます。ワタのピカタやお味噌汁、スープなどに使いましょう。
私が試してみて美味しかったレシピです。
捨てないで!ゴーヤの種とワタDEピカタ☆ by ひろママ✴︎
やっぱり夏はゴーヤチャンプルー
沖縄に行ってからゴーヤチャンプルーが大好きになりました。色々なレシピで作っていますがいくつかご紹介しますね。
このほかに、生のままで塩麹に漬けてみたりしました。ゴーヤが苦いものはやはり苦みがだいぶ残りましたが、塩麹の甘みとゴーヤの苦みで不思議なおいしさでしたよ。良かったら試してみてください。
まとめ
いかがでしたか?ゴーヤの選び方は
- 緑が濃く見た目より重い感じのもの
- 全体が白っぽく見えるもの
- 表面のイボがすき間なく詰まり、欠けたり潰れたりしていないもの
でした。
苦みを軽減するには、水に浸したり、塩もみやさっとゆでる方法がありますが、せっかく豊富に含まれているビタミンCが水溶性のため、失われてしまいます。
なるべく苦みの出る前の全体が白っぽいものを選ぶか、苦みも個性と考え、そのままお料理に使ってみるのも良いのではないでしょうか!?