大根まるごと1本買い!保存方法は常温・冷蔵・冷凍のどれが賢い?

根菜類

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秋から冬の大根はみずみずしくて甘みも増し、大きく育って食べ応えも十分。

厚切りにカットして、おでんや大根ステーキなどたくさん食べたいですよね。まるごと1本買っても、煮物やなべ物などにすぐ使い切ってしまいます。

おでんなどたくさん大根を使う場合はさほど問題にはなりませんが、ちょっと困るのが少し使ってあとはどうするか予定が無いとき。

保存方法を間違うと、切り口から傷んでしまったりすがはいって美味しく無くなってしまうなんてことにも。

そこで、今回ご紹介したいのが、大根の「常温保存」「冷蔵保存」「冷凍保存」の方法です。少し手をかけるだけで、大根を傷ませることなく、最後まで使い切ることができますよ。

大根を部位で使い分け

大根は部位によって、味と肉質が違ってくるんです。知ってました?

せっかくのまるごとの大根、それぞれの特徴を生かした調理法で、使い分けるのがおすすめです。

1本まるごと野菜室に保存してしまうと、お味噌汁にちょっとだけ使いたいときなど、面倒になって「まあいいか」なんてことにもなりかねません。

でも買ってきてすぐに部位別に切り分けてから保存すると、サッと取り出して刻むだけなので、利用もしやすくなりますよ。

大根の部位別の特徴は?

では、大根の部位によって味や食感はどのくらい違うのでしょうか。

冬場の大根は甘みが増しますが、中でもいちばん甘みがあるといわれているのが葉元の部分です。水分も少な目なので、サラダや大根おろし、浅漬け、炒め物などに向いています。

逆にいちばん辛味があるとされるのは先端部分で、味噌汁の具や、漬物、炒め物などに。

真ん中は甘みと辛みのバランスが取れていて、みずみずしくて味が染み込みやすいです。分厚く輪切りにして、おでんやふろふき大根、大根ステーキなどの大根が主役のお料理に適しています。

 

は大根の実の部分よりも栄養たっぷり。細かく刻んで餃子の餡に入れたり、お味噌汁の具塩でもんで菜飯炒めてふりかけにするなど、用途はいろいろありますよ。ぜひ活用しましょう。

大根の切り分け方

大根は葉や茎がついていると水分が蒸発してしなびやすく、実の水分も吸い取られて「す(鬆)」が入ってしまうことも。買って帰ってから冷蔵庫へ入れる前に、葉や茎の部分を切り分けておきましょう

 

次に大根の実を葉元真ん中先端の3つに切り分けます。先にご紹介したように、大根はそれぞれの部位によって味の特徴や食感が異なりますので、これを念頭に置いて用途別に切り分けましょう。

大根の保存方法

大根は、常温・冷蔵・冷凍と保存方法には困りません。それぞれの保存の方法を見ていきましょう。

大根を常温で保存する

だいこんは、冬など比較的温度の低い季節なら、常温での保存ができます。

ただ乾燥には弱いため、まるごと1本のだいこんを新聞紙などで包んで、涼しい場所で保管しましょう。

カットしたものは涼しい季節であっても傷みが早いので、次にご紹介する手順で冷蔵庫で保管しましょう。

大根をとりあえず冷蔵で保存しておく

大根を買ったらまずは冷蔵しておく、という方が多いと思います。
いつもの保存方法を見直すだけで、鮮度を保って大根を長く保存することができますよ。

大根の葉の保存方法

葉っぱ付きの大根の場合は、葉元ギリギリのところから切り落とし、切り口に濡らしたキッチンペーパーを巻きます。そのままポリ袋に入れて、葉を立てた状態で保存します。こうするとしなびることもなく保存できます。

保存の目安:1週間

 

大根の実の保存方法

綺麗に洗ってから3つに切った大根は、ラップでぴったりと包み、ポリ袋に入れて口をしばるか、冷蔵用の保存袋に入れて、密封して冷蔵庫の野菜室で保存します。

この時、土に埋まっているのと同じように「立てて保存」すると長持ちするのでおすすめです。

保存の目安:1~2週間

冷凍保存すると大根の賞味期限が大幅に延びます

スーパーでも冷凍のカット野菜は売っていますが、産地などの情報がなかったり、多くは外国産だったりと何となく心配になります。自分で選んだ野菜で作れば、安心して使うことが出来ますよね。 

「料理にカットしてあるものをそのまま使いたい」時や、「すぐにおろしを使えたらいいのに」なんて方には、そのまま料理に使える「加工してから冷凍」がおすすめです。

料理用にカットしてから冷凍

イチョウ切り、短冊切り、輪切りなどにした大根を、冷凍用の保存袋に小分けして冷凍庫で保存します。

凍ったまま味噌汁や炒め物、煮物などに入れられて重宝しますよ。根菜カレーなどに他の根菜とミックスして利用すると、すぐにカレーができます。和え物やサラダなどに使う場合は、冷蔵庫で自然解凍します。

解凍の目安:冷蔵庫でひと晩

保存の目安:1カ月

細かくカットするのは面倒!そんなときは、5cm輪切りがおすすめ

とくに予定がない場合は、とりあえず太めの輪切りがおすすめです。

5cmあれば解凍してからイチョウ切りや短冊切りに切り分けることもできますし、半分に切れば2.5cmの厚めの輪切りになり、煮物に使えます。

使う際は、流水にさらして半解凍し、用途に合わせて切り分けましょう。

大根おろしにして冷凍

大根をすりおろしたら、水気を切って製氷皿やアルミカップなどに小分けにして冷凍します。凍ったら、冷凍用の保存袋へ移します。

使うときは冷蔵庫で自然解凍してそのまま食べることができます。

焼きさんまのお供に、麺類の薬味にと便利で手軽に使えますよ。

解凍の目安:冷蔵庫でひと晩

保存の目安:1カ月

お料理メモ
大根おろしの切った水気は、ジアスターゼなどの消化酵素がたっぷり含まれています。そのまま飲んだり、汁物やそばつゆなどに入れて使い切りましょう。

 

大根の葉も刻んで冷凍できます

細かく刻んだ大根の葉を塩揉みし、緑色の汁が出てきたら流水で洗い流します。水気を絞ってからラップで小分けに包み、冷凍用の保存袋に入れて冷凍庫で保存します。

お味噌汁の具にしたり、炒め物の青みに少し加えたりと、重宝しますよ。

保存の目安:1カ月

 


 
冷凍保存のポイント
カットしたり大根おろしにした場合は、保存袋にそれぞれの部位を記入しておくと、使う時に便利です。おなじ大根おろしでも、葉元は甘いので子供用、先端は辛いので大人用などと使い分けることで、子供も大人も一緒に楽しめます。

おわりに

食材をムダにしたくはないんだけど、気が付いた時にはダメになってた...。

毎日忙しい方でも、保存方法を見直すだけで、丸ごとの大根もおいしく使い切ることができますよね。

大根の保存方法まとめ

  • 葉と茎は、切り落とす
  • 実は葉元・真ん中・先端の3つに分ける

保存の目安まとめ

  • 冷蔵で1週間
  • 冷凍で1ケ月
    ただし冷凍していても少しずつ劣化は進んでしまいますので、なるべく早く食べることをおすすめしますよ。

カットした大根は毎日のお味噌汁の具にサッといれたり、冷凍した大根は煮物にしても火が通りやすく、味も染みやすくなるのが嬉しいところ。

いろんなお料理に大根を入れて、具材の品数を増やすと、お料理もより美味しくなりますよね。

 

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