夏になると食べたくなる、甘ーいとうもろこし。
おうちで茹でたり、屋台で買った焼きとうもろこし、バーベキューや焼肉でもとうもろこしが人気ですよね。
わたしもよく茹でて食べるのですが、とうもろこしって、スーパーではあまり品種が書かれていませんよね。少し皮をめくって見てみると、粒が黄色かったり白と黄色のバイカラーだったり。
品種が違うのはわかる。食べると甘さもそれぞれ違うから、美味しかったとうもろこしをまた買いたい。
でも、次に買ったものが同じ品種で美味しいとは限らない。これはちょっとしたストレスです。
せっかく買うなら、美味しいとうもろこしを選びたいものです。
ここでは、とうもろこしの選び方や甘くなるゆで方、色んな種類があるけれどどんな違いがあるのかなどをお伝えします。
とうもろこしの選び方
まずは、軸が細くて真っ直ぐなものが良いです。軸が細い方が、とうもろこしに養分がゆっくり入って美味しくなります。
皮付きで、葉の緑が鮮やかで、ひげが多く色の濃いものはよく熟しています。ひげは雌しべで、雌しべの数は実の数とほぼ同じなので、ひげが多いものは実も多いのです。
生で食べる品種も人気ですが、生産者の方に聞いたところ、どんなとうもろこしでも、ひげが半分茶色になった時に生で食べると美味しいんだそう。全部茶色になったものは熟しすぎで、歯にくっつきやすくなります。これは焼いて食べるときも、同じだそうです。
とうもろこしの旬や栄養
旬
6月から9月が旬です。北海道が全体の40%を占めていて、ほかにも千葉、茨城、群馬、長野などで多く栽培されています。
主成分
糖質、たんぱく質、ビタミンB1・B2・E、カリウム、リン、亜鉛、鉄、マグネシウムなど
栄養と効能
ビタミンやリノール酸を多く含むので、動脈硬化を予防します。
不溶性食物繊維が多く、便秘対策にも効果が期待できます。また、利尿作用もあり、むくみの解消にも効果があります。
アスパラギン酸を含み、エネルギー代謝に関わり、疲労回復に有効です。
缶詰のコーンは栄養は生と変わりませんが、塩分が多めなので利用するときは注意してくださいね。
とうもろこしの保存方法
スーパーで、「朝採りとうもろこし」が売られているのを見たことありませんか?
スイートコーンは高温になると糖分がエネルギーとして使われ、甘味が落ちてしまいます。そのため早朝に収穫し、その日のうちに出荷しています。なんと収穫後24時間で栄養が半減し、味も落ちてしまうんですって。
このため、買ってきたまま保存するのはおすすめしません。せっかく甘いとうもろこしが、美味しくなくなってしまうんですから。
ぜひとも、とうもろこしは買って帰ったら「すぐ」ゆでましょう。
とりあえずゆでておけば、あとは冷蔵庫に保存しておいて、お好きな時に美味しく食べることができます。
冷蔵の場合
まずはすぐにゆでてラップで包み、冷蔵します。保存期間は2~3日。
冷凍する場合
・ゆでた後に実をはずして冷凍します。平らに並べて冷凍し、バラして保存袋に入れれば一粒づつ使えて便利ですよ。
・ゆでた後に3cmの輪切りにして冷凍します。焼肉や、夏野菜カレーのトッピングなどに利用できます。
保存期間は3ケ月です。
とうもろこしの種類
とうもろこしは、旬の季節以外にはほとんど見かけない野菜です。
旬になると、時期をずおらしながらいろいろな品種がスーパーに並びます。きいたことない新品種も結構でてきますので、試してみておいしかった品種を覚えておいて、リピートしたいですね。
◎ハニーバンダム(ゴールドコーン)
甘み種のスイートコーンの代表品種。
◎バイカラーコーン
実が白と黄色の2色のスイートコーン。よく見かけますよね。
◎シルバー系
ツヤの良い白粒種。粒は小ぶりでやわらかく甘みが強いです。
◎味来(みらい)
実にツヤがあり、フルーツのように甘い品種です。
◎ウッディコーン
実が黄・白・紫の3色のスイートコーン。もちもちとした食感が楽しめます。
こちらは、まだ見たことがありません。
◎ヤングコーン
スイート種を若いうちに摘んだもので、丸ごと食べます。中華料理によく使わていますよね。
とうもろこしは通常2本収穫され、3本目以降のものは成熟前に摘果され、ヤングコーンとなります。カロリーが低くてダイエットに向いています。
◎ポップコーン(爆裂種)
ポップコーンに使われるとうもろこしは、通常私たちが食べているスイートコーンとは異なる爆裂種と呼ばれる品種です。加熱すると粒の中の水分が爆発して破裂します。
ゆで方、食べ方
とうもろこしって茹で方によって、食感や甘みが変わってくるんですよ。ゆで方を3種ご紹介しますので、お好みで選んでくださいね。
◎湯から茹でるとしゃっきり
沸騰したお湯で3分~5分ゆでます。
◎水からゆでるとジューシー
水からゆでて、沸騰後3分~5分ゆでます。
◎電子レンジで手軽に
ラップでぐるっと包み込み、電子レンジ(600W)で5分チンします。
生産者の方に聞いたのですが、皮付きのとうもろこしをラップなしで皮付きのままチンすると、水っぽくならずに味が凝縮されます。電子レンジをお持ちの場合は、ぜひこちらの方法で。手軽で甘~くなりますよ。
いずれもゆでたての熱いうちにラップに包んでおくと、冷めても実がしわしわになりません。ぜひお試しくださいね。
焼きとうもろこしも簡単
ゆでた後にしょうゆを塗り、オーブントースターで焼くと、手軽に焼きとうもろこしができます。
その他、サラダやスープはもちろん、ピラフや炊き込みごはん、炒め物など何に入れても彩りと甘みを感じさせてくれ、チョイ足し効果抜群です。
わたしもなんにでも入れてしまいます(^-^)
まとめ
いかがでしたか?とうもろこしの選び方は
- 軸が細くて真っ直ぐなもの
- ひげが半分茶色になっているもの
- 皮の緑が鮮やかでひげが多くひげの色が濃いもの
また、収穫後はどんどん味が落ちてゆくので、購入後はとにかくすぐにゆでるのがおいしく食べるコツです。
初めにも書きましたが、とうもろこしって、皮をめくると実が黄色かったり白と黄色のバイカラーだったりで種類が違うのは分っていましたが、今回調べることでそれぞれの種類がわかりました。
でも、名前が書いていない場合は外から見てもわからないので、ちょっと迷惑な気もしますがやっぱり買う時には少し皮をめくって見てしまいますね。