れんこんはお料理によって、きんぴらやサラダならシャキシャキとした食感、筑前煮などの煮物ならホクホクとした食感を味わえる、使いでのある野菜ですよね。
ただ、丸ごとだと見た目は土にまみれてるし、色も皮付きだと黄色かったり赤みがかってたりで、買うのに躊躇することもありますよね。切ってみたら中が汚くなっていることも。
今回はれんこんの選び方や使い方、レシピなどをご紹介していきます。
選び方
- ふっくらと太っていて、すじが少なくまっすぐ伸びている
- 手に持つとずっしり重い
- 根が黒くなっていない
カットしてあるものは、
- 色が白く切り口に糸がひいている
また、赤みがかっているものは、鉄分が多い土壌で育ったためで、味には変わりありません。
穴の中が黒いものは鮮度が落ちているためです。
れんこんの節
れんこんは、蓮の地下茎が肥大したものです。
土の中を伸びる茎にも、呼吸のための酸素を通す穴がたくさん開いていて、水の上の葉とつながっています。
れんこんにはいくつもの節があり、芽に近い方がやわらかいと言われています。
芽が付いた「芽ばす」は節が小さいので、カットされているものは値段も安く、使いにくそうなので敬遠しがちです。
ですが、ここは味が良くシャキシャキ感が強いので、きんぴらやサラダなどの利用に向いています。
1本丸ごと購入された場合は、ぜひお試しくださいね。
1本の場合は、芽の部分がいちばんシャキシャキしていて、節ごとにだんだんともちもちに変わっていきます。
購入される際は使い方によって節を選ぶと、よりおいしく食べられると思います。
旬
11月~3月が美味しい時期です。2大産地は茨城県と徳島県。
茨城県はシャキシャキ系、徳島県はホクホク系のれんこんです。
栄養と効能
でんぷん、ビタミンC、B1、2、鉄、銅、タンニン、ムチン、食物繊維
切り口が茶色になる原因であるタンニンはポリフェノール成分で、抗酸化作用があります。他にも炎症を鎮める作用があり、胃潰瘍や十二指腸潰瘍にも効果があると言われています。
水溶性の食物繊維とねばりの成分であるムチンも豊富で、便秘の改善にも効果があるなど、美容と健康の面で頼れる野菜です。
安全に食べるには?
まず、流水で表面の泥を落とします。泥だらけの場合もありますが、そんな時はまずゴミ箱で泥をこすり落としてから洗った方が流しを汚しませんよ。
縦に皮を剥きます。
すぐ料理しない場合は、薄い酢水に浸けることでアクを抜き、変色を防ぐことが出来ます。
保存方法
カットしていないもの
室内の冷暗所で1週間ほど日持ちします。
カットしてあるもの
新聞紙に包むかビニール袋に入れて、口をあけて野菜室に保存します。4~5日もちます。
おいしいメニュー
よく作るお気に入りレシピをご紹介します。
レンコンのきんぴら
【材料】
れんこん 150g
赤唐辛子(輪切り) 1本
白ごま 適量
A 酒 大さじ1
みりん 大さじ1
しょうゆ 大さじ1
砂糖 小さじ1
和風だし 小さじ1/2
ごま油 適量
- れんこんの皮をむき、縦に1/4に切ります。
薄切りし、薄い酢水に浸け、一度水を取り替えて水切りしておきます。 - ごま油でとうがらしを炒め、強火でれんこんを炒め、Aを加えて水分がなくなるまで炒めます。
仕上げにごまを振ってできあがり。
※にんじん、こんにゃくも合いますよ
筑前煮の人気レシピです。
ほっこり煮物*うちの筑前煮 by JUNちゃン
まとめ
いかがでしたか?れんこんの選び方は
- 色が白く切り口に糸がひいている
- ふっくらと太っていて、すじが少なくまっすぐ伸びている
- 手に持つとずっしり重い
でした。
れんこんは1本の中でも、水分の多いシャキシャキの部分(芽の方)とホクホクの部分があり、お料理によってれんこんの部位を使い分けるのがおすすめですよ。