ぬか床不要?!ぬかに直漬けで簡単にできる「ぬか漬け風白菜」の作り方

発酵食

ぬか漬けは、出したて、切りたてが一番美味しいんです。
家で漬けてこそ、香りが楽しめます。

だけど、ぬか床って毎日かき混ぜないといけないし、ちょっと面倒ですよね。

「自分にそんなこと、できるかな?」 なんてお考えなら、
試しに「ぬか漬け風」のお漬物を漬けてみてはどうでしょう。

ぬか床は、作るのに5日ほどかかり、そのあと1日ほど野菜を漬けて、
やっと食べられるようになります。
ですがこの「ぬか漬け風」なら、3日で食べられるんですよ。

白菜やキャベツなどの葉野菜は水分が多いので、
ぬか床に入れると、ぬか床が水っぽくなってしまいます

そんなときも、ぬか床に入れないこの方法だと、
ぬか床を悪くしてしまう心配がありません。

今回は、ぬか床がなくても、ぬかに直漬けしてつくる、
白菜漬けの作り方をご紹介します。

ぬか特有のにおいもなく、やさしい風味の白菜漬けができます。

【ぬか漬け風】白菜漬けの作り方

【材料】
白菜・・・1/4玉(400g)
生ぬか・・・25g
塩・・・12g(白菜の3%の重さ)
昆布・・・5g
鷹の爪・・・1/2本

【作り方】

  1. 白菜を洗って、水気をよく切っておきます。
  2. 生ぬかと塩を混ぜ合わせます。
  3. 白菜にぬかの半量を塗ります。
  4. 白菜を袋に入れて、昆布と鷹の爪を加え、ぬかの残りをふりかけます。
  5. 水をふりかけ、袋の空気を抜いて口をしばります。
  6. 3倍の重さの重しをし、常温で3日置き、完成です。

写真をもとに詳しくご説明します。

Step1:白菜を洗って、水気をよく切っておきます。

まずは材料のご紹介です。今回は白菜1/4玉で作ります。冷蔵庫で2週間ほどもちますので、食べきれる分量で作るといいです。昆布は1cm巾に、鷹の爪は輪切りに、それぞれキッチンばさみで切っておきます。

ぬかは、生ぬかでも炒りぬかでも同じようにできます。生ぬかをお使いの場合は、その日のうちに精米した、新鮮なぬかを使うと美味しくなります。

あまぐり
あまぐり

生ぬかは、精米してくれるお店で、500g10円くらいで売っていたりします。また、自分で精米するコイン精米所に行くと、無料で持ち帰ることができますよ。

 

Step2:生ぬかと塩を混ぜ合わせます。

 

Step3:白菜にぬかの半量を塗ります。

白菜の葉の2~3枚おきに、スプーンでぬかをはさみます。

Step4:白菜を袋に入れて、昆布と鷹の爪を加え、ぬかの残りをふりかけます。

Step5:水をふりかけ、袋の空気を抜いて口をしばります。

呼び水として50mlほどのお水をふりかけます。

Step6:3倍の重さの重しをし、常温で3日置き、完成です。

水分が少ないので、途中で上下を返して、しんなりしたらできあがりです。

3日めです。

しんなりしていますよ。

取り出してから、ぬかをきれいに洗って水けをふき、食べやすい大きさに切ります。
塩分が気になるようなら、少し水に浸けておいて、水気を絞ると塩気が抜けます。

できあがり。

ぬか特有のにおいがない、やさしい風味です。塩漬けよりもまろやかで、旨みもあります。

おわりに

今回は、ぬか床がなくても、ぬか漬けの雰囲気を味わうことができる、
白菜のぬか漬け風の作り方をご紹介しました。

ぬか床をつくってみたいけど、毎日かき混ぜるのは自信がない。
そんな方におすすめの、短期間でできるお漬物です。

ぬか漬けは、お漬物としてだけではなく、漬けた野菜をお味噌汁の具や煮物、
炒め物などに使っても美味しく食べられます。

いつものレシピなのに、ぬか漬けにした野菜を使うだけで、
お味がワンランクアップします。

乳酸菌の発酵パワーで、野菜が美味しくなって、体にも良い効果もたっぷり。

どんどん漬けて、たくさん食べましょう。
白菜の他にも、キャベツやレタスなどの葉もの野菜は、直漬けが向いています。

漬けてみて美味しいと感じたなら、ぬか床で本格的に漬けてみるのも、いいものですよ。

こちら、ぬか床の作り方です。

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自宅でぬか漬けをつけるなら、まずはぬか床作りから始まります。はじめは不安になりますが、手順とおりにやれば大丈夫です。 「生ぬか」を使ったぬか床の作り方とぬか漬けの漬け方をご紹介します。
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