ぬか漬けというと、野菜を漬けてごはんのおともにするのが定番ですが、フルーツを漬けるとどうなるのかな?
何でも試したくなる性分で、そんな疑問をもったのですぐさま実行してみました。
りんごは毎朝食べている紅玉リンゴ。酸っぱ甘くて果肉がかたい、アップルパイにすると美味しいりんごです。わたしはいつも、そのまま丸かじりしています。ふじりんごやジョナゴールドなどは、スーパーでも一年中見かけますが、紅玉リンゴは10月頃が旬で、この時期を逃すとネットでも春先くらいまでしか、手に入らない存在です。
そんな大好きな紅玉リンゴを、今回はぬか床にインしてみます。甘味と酸味のハーモニーに塩気や旨みが加わると、一体どんなお味になるんでしょうか。
今回は、りんごのぬか漬けの作り方とそのお味について、ご紹介します。
りんごのぬか漬けの作り方
ではさっそく、りんごをぬか床に漬けていきます。
材料は、「ぬか床」、「りんご」 以上です。
そして、作り方は、ぬか床に半分に切ったりんごを漬けて、2日間待ちます。
ぬか漬けは、ぬか床に野菜や今回のようなフルーツを押し込んでおくだけで、ほったらかしで一品ができあがります。
では、写真を見ながら詳しくご説明しますね。
今回漬ける紅玉りんごです。りんごはジャムやコンポート、焼きリンゴなどにされることはあっても、まさか、ぬか床にいれられるとは思ってもいないことでしょう。
ぬか床の様子です。まだ漬け始めてから1ヶ月ほどで、熟成までは至っていない状態です。酸味もあまりありません。香りはとてもフルーティーで、ずっと嗅いでいたくなるような良い香りです。この香りを嗅ぎたくて、毎日かき混ぜるのが楽しみなんですよね。
りんごは皮付きのままで、半等分にしてぬか床に入れます。
もともとぬか床に入っていた野菜を取り出して、りんごをイン!
フルーツを漬けるのは初めてなので、ワクワクしますね。りんごの上にぬかを敷き詰めて、手のひらでギュギュっと空気を押し出して、表面をならします。
翌日、ぬか床をかき混ぜましたが、まだあまり漬かっていないもよう。もう一日漬けることにしました。
2日後。
きのうとあまり様子が変わりませんが、2日も漬ければ十分ではないでしょうか。
皮は硬いままですが、果肉はしんなりしていました。他の野菜と一緒に水でぬかを洗い流します。
芯を取り除いて、食べやすい形にスライスします。
りんごの皮の色がきれいですね。ぬか漬けは、小さい器にぎゅうぎゅうに詰めています。ぬか床から出したら、すぐに食べきるのが一番美味しく食べる方法です。ぬか漬けはぬか床から取り出してぬかを洗い流しても、発酵は続いています。だんだんと酸味が増して、色も悪くなりますので、食べきれない分はお料理に使ってしまうといいですよ。
りんごのぬか漬け。どんな味?
では、さっそく食べてみましょう。待ちきれないので、手づかみで失礼します。
シャリシャリとした歯ごたえは、生のりんごそのままです。野菜をぬか漬けにするとしんなりして柔らかくなるのですが、それはありませんね。
お味のほうは、甘くて酸っぱくて、塩気もすこしあります。
旨みはどうかというと、、、よくわかりませんね。
皮付きで半分に切ったので、中まで発酵していないのでしょうか。
それとも、まだ熟成ぬかどこではないから、でしょうか。
だいこんや、にんじん、きゅうりなどは美味しくいただいているのですが。
美味しいりんごに塩味が少しついている、そんな感じですね。
やはり、ごはんのお供というよりは、そのまま食べるのが良いようです。美味しいのですが、ぬか漬けにした成果はあまり感じられませんでした。でも、ぬかの栄養はバッチリりんごが吸収していると思いますので、そのまま食べるよりもより栄養価は高まっていると思います。
もう少し、ぬか床が熟成して黄金色になったころに、もう一度挑戦してみたいと思います!
おわりに
今回は、ぬか床にりんごを入れてみたのですが、いかがでしたでしょうか。
ぬか床で漬けた野菜たちを、美味しいと思って食べていましたが、まだまだうちのぬか床は熟成された色ではないことに気が付きました。
もっともっと時間をかけて、ぬか床を育ててから、またいろいろな変わりだねにも挑戦してみたいなと思いました。
おっと、今日はまだぬか床をかき混ぜてないぞ。忘れないうちに、かき混ぜてきますね~。