「冬至にかぼちゃを食べると風邪をひかない」と言われるとおりカロテンやビタミンCが粘膜を保護し、風邪の予防に一役買ってくれます。もともと甘いかぼちゃですが、干すとしんなりして甘みが増します。
野菜を干す場合は、同じ野菜でも目的によって干し方が異なります。
干し方には「レンジ干し」「セミドライ」「フルドライ」の3つの種類があります。
すぐ(1時間後くらい)使うのであれば「レンジ干し」、当日から数日以内に使うなら「セミドライ」、長期保存したいなら「フルドライ」が向いています。
ここではかぼちゃを当日から数日以内に使う場合の手軽に干せる「セミドライ」の干し方と保存方法、使い方などについてご紹介します。
しっかり干して非常食にしたい方はこちらの記事をどうぞ。

セミドライのメリット
セミドライは保存期間は短い分、朝干して当日のお昼または夜ごはんに利用するなんてことが可能です。生のまま調理する場合に比べて、水分が飛び味が染みやすく、甘みが増して水っぽいかぼちゃもホクホクとした食感になります。
また、かぼちゃの場合皮が固いことも多いですが、よくスーパーで売っている4つ割りのかぼちゃを種を取り除いてから干して程よく水分が抜けると、切りやすくなります。
セミドライの干し方
切り方

くし形と汁物用にカットしました
まずスプーンなどで種とワタを取り除き、かぼちゃを洗います。皮が汚れているところは、この時点で切り取っておくといいでしょう。種も干して食べることができます。種を干す場合はワタをはずしておきます
皮付きのままで用途に合わせてくし形、短冊、角切りなどにしてもいいですし、4つ割りのまま干してから切り分けてもいいです。皮やワタにも栄養が含まれています。特にワタには実の3倍もの栄養があるともいわれます。当日使う場合などでワタの食感が気にならなければ、種だけ取ってワタを残すようにすると、かぼちゃの持っている豊富な栄養を余すことなく享受できます。ワタだけ取り分けておいて、刻んでスープやカレー、お好み焼きなどに混ぜ込んでもおいしいですよ。
干し方
晴れた日の朝9時ころから15時ころまでの6時間が干しごろです。日の当たる風通しの良い場所に、水気を取ったかぼちゃを重ならない様に並べて干してください。
その際は干しかごや干し網などを利用するといいです。干し網があると、風がつよい場合や鳥などから野菜を守ることができます。
夕方以降は湿度が高くなるので、まだ乾いていない場合も室内に取り込みます。翌日にまた干しましょう。
タネを干す場合は、タネを重ならない様にザルなどに広げ、3~4日ほど天日に干します。タネの表面にパリパリとした薄い膜ができたら干しあがりです。ぬめりをよく取っておくと干し上りが早いです。
キッチンばさみなどで、さきっちょの尖ったところを切り落として皮を剥き、中身を出します。この中身がパンプキンシード。そのままでも、軽く炒って塩を振っても美味しいおつまみになります。
干す時間

しんなりしました
かぼちゃの切り方や天気、風の通り具合によって異なりますが、数時間から1日ほど干します。
切り口が乾き、しんなりしたら干しあがりです。
使い方
さっと洗ってそのまま調理に使います。4つ割りの場合は、好きなサイズに切ってから生の場合と同様に使うことができます。
生の場合に比べて、火の通りも早いです。
保存方法

保存袋で保存します
水分が残った状態ですので、保存袋などに入れて冷蔵庫で保存します。生のかぼちゃとあまり変わらず、3~4日で使い切ってください。また、このまま冷凍することもできます。
まとめ
かぼちゃを「セミドライ」で干す場合のまとめです。
- 「セミドライ」は、朝干して昼や夜お料理に使うことができます。
- 干す前にカットしても、大きい4つ割りのまま干してからカットしても大丈夫です。薄くカットした方が、より干し時間が短くなります。
- 水っぽいかぼちゃも水分が飛んで甘みが増し、ホクホクした食感になります。
- 生のままより、火の通りが早く味が染みやすくなります。
- 保存は冷蔵庫で4日ほどです。冷凍もできます。
ほんの少しの手間で、かぼちゃがよりおいしく食べられるようになります。また使い切れずに残ったかぼちゃの保存方法としても有効です。ぜひお日様を浴びて美味しくなった干しかぼちゃの味を試してみてくださいね。