毎日のお弁当に欠かせない卵焼き。
彩りも良く、お弁当の見た目もアップしますよね。
でも、忙しい朝に毎日焼くのは面倒なもの。
お弁当に入れる卵焼き、前日の夜に作っちゃダメかな…
ついつい前の晩に焼いておきたいと考えてしまいます。
卵は傷みやすいというけれど、夜作った卵焼きはお弁当に入れていいもの?
前日の夜に作った卵焼きを、傷まないようにお弁当に入れるコツをご紹介します。
お弁当に夜作った卵焼きは入れても平気?
「お弁当には卵焼きがなくちゃ!」
お弁当に卵焼きが入っていると、嬉しいですよね。
でも、朝の忙しい時間に卵焼きを焼くのは時間もかかって面倒。
できれば、前の夜に作っておきたいと考えるのも無理はありません。
卵は傷みやすいと言われます。前日の夜に作った卵焼きはそのままお弁当に入れてしまっていいものなのでしょうか。
お弁当に入れる卵焼きを作るときの注意点を、ひとつづつご説明していきます。
お弁当に入れる卵焼きはいつ作るのが正解?
卵を使った料理は傷みやすいもの。
卵焼きの場合も、できれば朝作って、冷ましてからお弁当に入れるのが一番美味しくて安全な方法です。
でも、
「朝は時間がなくて…」
「夕食と一緒に作ると効率的だし…」
そう考えるなら、作るときも保存するときも、作り置きした卵焼きが傷まないように、最善を尽くすこと。
これは食中毒にならないためにも、とても大切なことですよ。
お弁当に入れる卵焼きが傷まないコツは?
お弁当に入れる卵焼きを傷まないようにするには、焼き方を工夫することと、焼いた後の保存方法をしっかり考えることにつきます。
まずは、それぞれのポイントを見ていきましょう。
お弁当に入れる卵焼きは焼き方がポイント
お弁当に入れる卵焼きを傷まないように作るには、いつもの食事で食べている卵焼きとは別のものとして考えるといいかもしれませんね。
好みによって違いはあると思いますが、卵焼きというと半熟とろとろだったり、口に含むとジューシーな出汁がじゅわっと染み出てきたり。そんな美味しい卵焼きを想像しますよね。
でも、お弁当に入れる卵焼きは、これではダメなんです。
それはなぜなのか?
お弁当に入れる卵焼きの水分は控えめに
お弁当に入れる卵焼きは、なるべく水分を少なく焼き上げるよう気をつける必要があります。
水分が多い卵焼きは傷みやすくなりますので、出汁巻きはNG。
卵焼きを味付けする際は濃いめにすると、保存性が高まります。
このとき出汁や醤油ではなく、顆粒タイプや塩を使うようにすれば、より水分を減らすことができますよ。
また、ワサビや刻んだ梅干しなどの殺菌作用のある食材を混ぜることで、より保存性が高まるのでお好みで試してみては。
お弁当に入れる卵焼きは半熟ではダメ
お弁当に入れる卵焼きは、焼き方も工夫する必要があります。
中身が半熟とろとろのふわっとした卵焼き、とっても美味しいですよね。でもこれをお弁当にそのまま詰めてしまうのはNGです。
半熟状態の卵は雑菌の繁殖が早く、お弁当で常温で持ち歩くとなるととても危険。すぐに腐ってしまったり、食中毒の原因にもなりかねません。
お弁当に入れる卵焼きは、じっくりと中心部まで火を通して焼き上げることが大切です。とくに前日の夜作り置きする場合は、注意しておきましょう。
また、焼く前の卵を混ぜるときにも、ポイントがあります。
卵黄と卵白は固まる温度が違うので、しっかりと混ぜ合わせておかないと、卵焼きに焼きムラができてしまいます。
卵を混ぜる時は、菜箸を真一文字に動かすことで、卵黄と卵白がきちんと混ぜ合わされて均一に焼き上げることができますよ。
この他にも卵は新鮮なものを使いましょう。鮮度の落ちたものは、すぐ食べる分には構いませんが保存性に問題があります。
お弁当の卵焼きの保存は冷蔵?冷凍?
しっかり焼いた卵焼きの保存は、冷蔵でも冷凍でもどちらでも構いません。
「翌日のお弁当に入れるのだから、冷蔵でいいのでは?」
と考える方も多いと思います。
ただ、『卵焼きをお弁当に入れて持ち歩く』ということを考えると、いったん冷凍しておいた方が無難だと思いますよ。
卵はたんぱく質が豊富で栄養価が高く、そのため細菌が繁殖しやすい食品でもあります。
「でも冷蔵庫にいれておけば、大丈夫でしょ?」
そんな風に考える方は、冷蔵庫を過信しすぎているのかも。
たとえ冷蔵庫に入れていたとしても、細菌は死んでしまうわけではなく休んでいる状態。
冷蔵庫内であってもドアの開け閉めなどで庫内の温度が10℃を超える場合は、菌はじわじわと増殖していきます。
調理の際や、保存するまでの間に少しでも菌が付いていた場合、冷蔵保存中であっても細菌が増殖してしまう可能性はあるのです。
卵焼きを一切れずつラップして冷凍用の袋に入れて保存しておけば、2週間ほど保存ができますので、1つ卵焼きを焼いておけば翌日どころか1週間はお弁当に入れることが可能です。
まとめて作って冷凍しておくことで、毎日の朝食やお弁当に便利に使い回すこともできますよ。
長期保存なら冷凍一択ですが、冷凍すると卵焼きの水分が凍り、解凍した時にボソボソした食感になってしまいます。
それを防ぐためには、卵液にマヨネーズを入れることをおすすめします。
マヨネーズに含まれる油分と酢が、たんぱく質の熱で固まる作用を和らげて、冷めたあともふわふわとした食感を保ってくれますよ。
またマヨネーズを入れた卵焼きは、冷凍して解凍したあともその食感が失われずふわふわのまま。これは、覚えておいて損はないですよ。
冷凍した卵焼きは、レンジでチンしてからしっかり冷まし、お弁当箱に入れるようにしましょう。加熱しすぎるとパサパサになるので、その点は注意して下さいね。
まとめ
- お弁当に入れる卵焼きは味付けを濃くし、水分を控えて保存性を高める工夫を
- お弁当に入れる卵焼きは半熟にならないようにしっかり火を通すこと
- 前日の夜に作った卵焼きは冷凍保存で2週間保存できて安全
忙しい朝に毎日お弁当を作るのは、なかなかしんどいもの。
せめて毎日入れる卵焼きだけでも作り置きしてあると、朝にゆとりが生まれますよね。
たくさん作って冷凍庫に常備して、楽しちゃいましょう。
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