玄米は、白米よりも栄養価が高く、食べると体に良いらしい。
でも、炊飯器でたくとパサパサしていて、食べづらいですよね。
では、小豆を加えた酵素玄米(寝かせ玄米)ならどうでしょうか。
もちろん炊飯器でも炊けますし、美味しくできます。
でも、やっぱり圧力鍋で炊いた酵素玄米のあのもちもちとした食感は、
炊飯器では味わえないものです。
今回は、もちもち食感が魅力の、酵素玄米の炊き方をご紹介します。
圧力鍋を使っても簡単にできますので、一度試してみてくださいね。
酵素玄米とは
酵素玄米とは、寝かせ玄米とも言われていて、玄米と小豆を炊いて3日間保温し続けたものです。
保温することで熟成されて、甘みや旨みがアップし、玄米が食べやすくなります。
圧力鍋で炊くことによって、玄米が柔らかくなり、もちもちとした食感が味わえます。
酵素玄米さえあれば、あとはみそ汁とお漬物だけでも十分満足できるほどの美味しさです。一度試しに炊いてみたら、美味しさにはまり、それ以降ずっと食べ続けています。
ではさっそく、酵素玄米を圧力鍋で炊く方法をご紹介します。
酵素玄米の作り方
【用意するもの】
圧力鍋・・・1つ
保温器・・・1台
〇玄米・・・3合
〇小豆・・・1/2合
〇お好きな豆類(今回は大豆・黒豆・大正金時)・・・1/2合
〇塩・・・小さじ1/2
お好みで
ごま、クミンシード・・・少々
【手順】できあがりまでの日数:4日
- 玄米と小豆を洗い、24時間浸水します。
- 玄米と小豆を圧力鍋に入れ、塩とひたひたの水を加えて混ぜます。
- 炊飯します。
- 3日間保温して、熟成させます。
写真をもとに、詳しくご説明します。
玄米は、いただきものの無農薬です。
3合のうちの一部を、もち麦に置き換えています。
もみ殻は硬くて食べられないので、割れた米などと一緒に、はじめに取り除いておきましょう。
豆類です。
左から黒豆・大正金時・小豆・大豆。
1合のうち半合は小豆にして、他の豆を合わせて1合になるように入れています。
小豆だけでももちろんいいですし、お好みの豆で試してみてください。
Step1:玄米と小豆を洗い、24時間浸水します。
まず、玄米から洗います。
玄米に水をザーッと入れて軽くすすぎ、すぐに水を捨てます。
これは白米を洗う時と同じように、ぬかの臭みを玄米に吸わせないためです。
玄米を優しく洗い、水ですすぎます。
容器に移し、玄米より1cm上まで水を注いで、1日置いておきます。
この間密閉はしないで、ふたを軽く乗せる程度にしてください。
次に豆類を洗います。
たっぷりの水を注ぎ、やさしくクルクルとかき混ぜて水を捨てます。
大きめのボウルに移し、3倍の水を注ぎます。
540mlほど注ぎました。このまま1日置きます。
Step2:玄米と小豆を圧力鍋に入れ、塩とひたひたの水を加えて混ぜます。
玄米を浸けていた水を取り置いて、玄米だけを圧力鍋に入れます。
次に豆類を、つけ汁ごと圧力鍋に入れます。
豆が水に隠れるくらいまで、取っておいたつけ汁を注ぎます。
足りなければ、水を注いでください。
塩を加えて、かき混ぜます。
お好みで、ごまやクミンシードなどを加えても美味しいです。
クミンを加えるとスパイシーで香ばしい、なんともいえない風味がしますよ。
Step3:炊飯します。
圧力鍋に蓋をして、強火にかけます。
圧力がかかったら火を弱めて、15分加圧します。
火を止め、自然に蓋が開くのを待ちます。
炊き上がり! お豆でぎゅうぎゅうになっていますね。
Step4:3日間保温して、熟成させます。
ざっくりと混ぜてから保温器に移し、3日間熟成させます。
炊飯器の保温モードでも構いませんよ。
保温器はこちらの保温ジャーを使っています。
炊き上がりの状態です。
フタを開けたら、クミンの良い香りが漂いました。
見た目は全体的に黄色っぽい印象ですね。玄米ご飯の色です。
食べてみると、玄米のぷちぷち感があり小豆の甘みもほんのり感じます。
もちもち感はありませんが、普通においしいです。
1日に1回、上下を返すようにかき混ぜます。
翌日の様子。
ほんのり小豆色になりました。
食べてみると、柔らかさがあり、1日目よりもコクが出てきたようです。
3日目の様子。
小豆の色が玄米に移り、濃い印象です。
熟成されてもちっとした食感が加わり、強い旨みとコクが感じられます。
4日目。
完成です。早速いただきましょう。
うん、もちもちとした食感はおこわを食べているようです。
旨みや甘み、香ばしいかおりも加わり、噛むたびに、味わいが深く感じられます。
食べ進めてごはんが残り少なくなってきたら、真ん中にふんわりと寄せ集めておくと、乾燥を防ぐことができます。
酵素玄米の賞味期限は?
炊いてから保温状態のままで、1週間は美味しく食べられます。
日がたつにつれて、水分が蒸発していきますので、硬くなった場合は水分を足すと柔らかくなりますよ。
食べきれない場合は、小分けにして冷凍保存するのがおすすめです。
冷凍しておけば、1ケ月は保存ができます。
ただし、冷凍した酵素玄米は、電子レンジで加熱してはいけません。
電子レンジで急激に温めると、酵素玄米の酵素パワーが破壊されてしまうからです。
冷凍した酵素玄米を食べるときは、冷蔵庫での自然解凍が一番です。
あたためて食べたい場合は、湯煎にかけるか、蒸す、もしくは炊飯器の保温モードでじっくり温めるといった方法があります。
手間はかかってしまいますが、せっかくの酵素玄米ですから、酵素を大切にいただきましょう。
「とくに酵素パワーは気にしない」という方は、電子レンジでOKです。
美味しさにかわりはありません。
おわりに
今回は、酵素玄米の作り方をご紹介しました。
酵素玄米は、炊飯器でも炊くことはできるのですが、やっぱり圧力鍋で炊いた玄米の味にはかないません。
炊きたてはぷちぷちしていますが、これはこれで美味しいので、3日寝かせなくても、食べ始めることができます。
でも、3日寝かせた後のもちもちとした食感は、病みつきになりますよ。
酵素のパワーはまだよくわからないけれど、美味しいので私は食べ続けています。
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こちらのゼロ活力鍋、とってもいいんです。
次に買い替える時は、「絶対コレ!」と思っています。
今使っている圧力鍋は、外国製で古いのでパッキンが入手しづらく、困っています。
こちらは国産なので、パッキンの交換にも困りませんし、メンテナンスもきめ細かく対応してくださるようです。
なにより、ごはんが美味しくたけるそう。