バナナは皮をむいたり切ったとたんに、
変色してしまうのが悲しいですよね。
切ってすぐに食べるなら、あまり気になりません。
でも、お弁当にもっていくバナナや、
ケーキやデザートのトッピングはどうでしょうか?
バナナを切ってから時間をおいて食べる時は、
黒く変色してしまうと見ばえも悪く、困りますよね…。
切ったバナナが変色しない方法ってないのかな?
そんな時に役立つ、バナナの変色を防ぐ方法を9つ集めました。
バナナをどう使うかによって、最適な方法が違ってくるかと思います。
色々試して、一番良い方法を見つけてくださいね。
バナナはどうして変色するの?
皮をむいたり切ってしまうと、すぐに変色が始まるバナナ。黒くなったバナナは見ばえが悪く、美味しそうには見えませんよね。
バナナはなぜ変色してしまうのでしょうか?
バナナの変色は、バナナに含まれるポリフェノールが空気にふれて酸化することでおこります。
りんごを切ったときも茶色くなりますが、これも原因は同じ。
他のフルーツに比べて、バナナやりんごにはポリフェノールが多く含まれているので、黒くなりやすいんですね。
黒く変色したバナナは食べても平気?
たとえバナナが黒く変色してしまっても、
食べてもまったく問題ありません。
味も栄養も、変色する前となにも変わりはないんですよ。
ちょっと見ためが残念なだけなので、心配しないでくださいね。
もしも、すでにバナナが黒く変色してしまっていて、そのままでは食べにくいというときは、ケーキにしてみてはどうでしょうか?
バナナが黒くなっていても、あまり気にせず食べられます。
ホットケーキミックスで作った生地につぶしたバナナを混ぜたら、パウンドケーキやカップケーキの型に流し入れてオーブンで焼いてしまえばカンタンです。
型やオーブンがなくても炊飯器でも焼けますので、一度試してみてくださいね。
バナナの変色を防ぐ9つの方法
バナナは黒く変色してしまっても、美味しく食べられます。
でも、できればきれいな色を保ちたい。やっぱり見ばえも大切ですよね。
ここでは、バナナが変色するのを防ぐ方法を9つご紹介します。
バナナの使い方によっては、適した方法も違ってくるのではないでしょうか。
気になる方法をお試しくださいね。
- 塩水
- レモン汁
- 柑橘系果汁100%ジュース
- 砂糖水
- はちみつ水
- フルーツの缶詰のシロップ
- ラップできっちり覆う
- ヨーグルトに混ぜる
- ナパージュ
では、ひとつずつ見ていきましょう。
塩水で変色を防ぐ
塩水はりんごの変色を防ぐ方法として、一般的ですよね。
りんごを食べる時に試したことのある方も多いのでは?
やり方は、100ccの水に1gの塩を溶かしてバナナを浸します。
この方法の難点は、バナナの表面に多少塩味がついてしまうこと。
味の変化が気になるときは、この方法は選ばない方がよさそうです。
レモン汁で変色を防ぐ
レモン汁はバナナの変色を防ぐのに、いちばん知られている方法です。
レモンには、ポリフェノールの酸化を防ぐ効果のあるビタミンCが、豊富に含まれています。
バナナを切ったら、切り口にハケかスプーンでレモン汁をぬります。バナナをレモン汁にさっと浸してもいいですよ。
こちらの方法は、バナナにレモンの酸味がついてしまうことが難点です。
ですが、バナナはもともと甘いフルーツ。熟したバナナにレモンの酸味が加わることで、甘いバナナがさわやかな味わいになります。酸味が苦手でなければ、おすすめの方法です。
ただ、まだ熟していないバナナのときは注意が必要です。バナナにもともと酸味があるうえに、レモンの酸味が加わることで酸味が強くなりすぎることも。酸っぱいのが苦手なら、こちらの方法はやめておきましょう。
好みによりますが、青いバナナは追熟させて甘くなってから食べるといいですよね(^-^)
柑橘系果汁100%ジュースで変色を防ぐ
柑橘系の果汁100%のジュースに、切ったバナナを浸します。
オレンジなどの柑橘系の果汁100%のジュースには、レモン汁と同じくポリフェノールの酸化を防ぐ効果のあるビタミンCが含まれています。
オレンジジュースならレモン汁に比べると甘みと酸味が程よくあるので、それほどバナナの味をそこなわずに変色を防ぐことができます。オレンジ以外にも、柑橘系であればグレープフルーツやみかんなどのジュースや搾り汁でも同じ効果がありますよ。
そのとき家にあるもので、試してみてくださいね。
砂糖水で変色を防ぐ
レモン汁や柑橘系フルーツの酸味が苦手な方には、こちらの砂糖水を使った方法がおすすめです。
水100ccに対して大さじ1の割合で砂糖水を作り、バナナを浸します。長時間でなく、さっとくぐらせる程度でもかまいませんよ。
砂糖水は粘性があるので、バナナの表面を覆って空気に触れるのを防ぐ効果があります。砂糖の甘さはつきますが、それほどバナナの味を邪魔しないで変色を防げますよ。
はちみつ水で変色を防ぐ
はちみつ 専門店【かの蜂】 アルゼンチン産 純粋はちみつ PURE HONEY
はちみつを塗りやすいよう水で少し薄めてから、バナナの切り口にハケかスプーンでぬります。
砂糖水と同じように、はちみつの粘性がバナナの表面を覆って空気に触れないことで、変色を防ぎます。
はちみつもバナナの味の邪魔をしませんが、1歳未満のお子さんにはアレルギーの心配があるので、おすすめしません。他の方法を試してくださいね。
フルーツの缶詰のシロップで変色を防ぐ
ちょうどフルーツの缶詰を開けたときや、フルーツの缶詰を使ってケーキやタルトを作ったときは、フルーツの浸っていた甘いシロップを使うのもおすすめです。
トロッとしたシロップが砂糖水やはちみつと同じ役目を果たし、バナナの変色を防いでくれますよ。
フルーツの缶詰のシロップは捨ててしまわないで、なにかに利用するといいですよね。
ラップできっちり覆って変色を防ぐ
半分使って残ったり、お弁当にもっていくバナナ。
これらはラップで切り口をぴったりと覆うことで、バナナの変色を防ぐことができます。
皮をむいてしまうと全体に変色しやすいので、バナナの皮はむかずにラップで包むのがポイント。
空気に触れないことが一番なので、バナナを切ったら「すぐ」にラップで包むことが大切です。作業は手早くすませましょう。
ヨーグルトに混ぜて変色を防ぐ
ヨーグルトと一緒に食べるつもりなら、バナナを切ったらすぐにヨーグルトに混ぜてしまう方法があります。ヨーグルトがラップの代わりになり、バナナが空気に触れて変色するのを防いでくれますよ。
ナパージュで変色を防ぐ
ケーキのトッピングにバナナを使うときには、ナパージュもおすすめです。
お店で売っているケーキやタルトにトッピングされたフルーツが、つやつやに輝いているのを見たことありませんか?
あのつやつやがナパージュです。
ナパージュはゼラチンや寒天を砂糖水で溶かして加熱したもので、このナパージュをバナナの表面に塗ることで、空気に直接触れないためバナナの変色を防ぐことができます。
バナナ以外のフルーツも、ナパージュをぬることで見た目にも美しく乾燥もしないので、ケーキやデザートでフルーツを使う方は一度挑戦してみてはいかがでしょうか。
手軽に試せる、市販のものもありますよ。
ナパージュミックス / 100g TOMIZ(創業102年 富澤商店)
バナナの変色を防いで、見た目もおいしくいただこう!
お弁当やデザートのバナナが変色してしまうのは、見た目にちょっと残念なもの。
たくさんの方法をご紹介しましたので、ひとつの方法では効果が見られなかったとしても、「塩水+ラップ」や「レモン汁+ナパージュ」など合わせ技を使ってみるのも◎。
バナナはあっというまに酸化して変色してしまうので、切ったらすぐに変色防止の対策をしておきましょう。
今回ご紹介した方法で、見た目もおいしくバナナを食べてくださいね。