舞茸は華やかで豊かな香りのきのこですが
なんだか酸っぱい臭いや味がすることがありませんか。
また、水っぽくてしんなりしている舞茸も気になります。
舞茸から酸っぱい臭いや味がしたり、
水っぽくてしんなりしている場合
「食べても大丈夫かな…」
なんて悩みますよね。
酸っぱい臭いのする舞茸は食べられる?
水っぽくなった舞茸は大丈夫?
腐った舞茸はどうなるの?
舞茸のギモンにお答えします!
舞茸から酸っぱい臭い…食べられる?
きのこはそれぞれ独特な形をしています。
なかでも舞茸はヒラヒラとしたひだが可愛らしいですよね。
舞茸は香りも味も良いきのこですが、そんな舞茸から酸っぱい臭いがしてきたら…?
酸っぱいにおいや味のする舞茸は腐ってる?
舞茸から酸っぱいにおいがするときや、舞茸を調理して食べてみたら酸っぱかったというときは、もう傷んでいて食べられないのでしょうか?
舞茸などのきのこ類は水分量が多く、細菌や微生物が繁殖しやすい食品のひとつ。
舞茸に限らず、食品は腐ってくると酸味がでて酸っぱく感じます。腐敗臭や苦みなどの明らかな腐敗のサインがなくても、酸味がでた舞茸は食べてはいけません。
そもそも酸っぱいにおいや味のする舞茸は、食べても美味しいとは感じられません。
食べた後で「大丈夫だろうか…」と気に病む方も多いようです。
もったいないからと、鮮度が落ちて腐りかけの舞茸を食べるのは危険な行為です。
舞茸のにおいや口にした時点で気が付いたのなら、食べるのは控えておきましょう。
舞茸が水っぽいけど大丈夫?
舞茸などのきのこ類は、水分を多く含んでいます。
取れたての鮮度の良いうちはコリっとした食感が美味しい舞茸も、収穫されて日がたつと水分が内側からでてきて水っぽく感じたりべちゃっとしてきます。
水分がでてしんなりしたり、水っぽくなった舞茸は腐っているわけではありません。でも鮮度が落ちて細菌が繁殖しやすい状態です。
水っぽくなった舞茸をそのまま置いておくと、すぐに腐敗が始まります。舞茸が水っぽい、しんなりしていると感じたら、早めに使った方がいいですね。
ただあまりに水分がでてべちゃっとなってしまった舞茸は、食べてももともとの食感はありませんので食べないほうがいいでしょう。
そういえば、お店に並んでるきのこのパックに水滴が付いていることがありますよね。
お店の売り場に並べられている舞茸のパックに水滴が付いていたら、選ばないようにするといいですね。
鮮度の落ちた舞茸は、すでに腐っている場合もあるので注意が必要です。
そこで腐った舞茸の特徴についてもご紹介していきましょう。
こんな舞茸は腐ってる?
- におい
- 表面のヌメリ
- 崩れやすい
- カビ
- 水っぽい
- 黒ずみ
腐った舞茸の特徴:臭い、ぬめり、崩れやすい
腐ったまいたけの特徴として分かりやすいのがぬめりや臭いです。
まいたけを触った時に表面にぬめりがあるものや、すっぱい臭いやアンモニアのような臭いを感じたら注意しましょう。触るとボロボロと崩れる場合も腐っています。
腐った舞茸の特徴:カビ
まいたけの表面に青色や緑色、白色のカビが生えている場合も腐っていますので食べてはいけません。
カビはみかんやパンなどのように、その部分だけ取り除けば他は食べられると思われがちですが、実はそれではダメなんです。
カビは目に見える部分だけでなく、根っこを舞茸の内部まで伸ばし、周りに目には見えない胞子を飛ばしているんですよ。
そうなんだ… もったいないと思ってたけど、食べる気が無くなりました。
気中菌糸の可能性もアリ
舞茸の表面に白くて細い綿毛のようなものが生えているときはきのこ特有の「気中菌糸」である可能性があります。
舞茸は収穫したあとも成長していて、しばらくすると菌糸を伸ばしてさらに大きくなろうとするのです。
白い綿毛の生えた舞茸は食べられますが、ちょっと見た目が…ね。
気になるようなら、綿毛の生えた部分を洗い流すか、そこだけ取り除いてから調理してくださいね。
ただしカビか気中菌糸かの判断は難しいところがあるので、カビ臭いにおいがしたら食べるのはやめておきましょう。
菌糸が延びるのは収穫から時間が経っているためなので、舞茸は鮮度の良いうちに使うように気をつけてくださいね。
腐った舞茸の特徴:水っぽい、黒ずみ
新鮮なまいたけは、カサの部分(ヒラヒラしたところ)が肉厚で色が濃く光沢があり、触るとパリッと折れそうなくらいハリがあります。
古くなるにつれて舞茸の表面に水分がにじんで水っぽくなり、しんなりしてきます。 軸は白く弾力があるものですが、日がたつと切り口に黒ずみがでてきます。
まいたけから水分がでて水っぽくなったり黒ずんでいるのは、鮮度が落ちた証拠です。
舞茸をチェックして、においやぬめりなど腐ったときの特徴がなければ早めに消費しましょう。
舞茸を酸っぱくしない保存方法は?
舞茸を水っぽく腐らせないためにも、少しでも鮮度を保つことができればいいですよね。
舞茸は常温保存よりも、冷蔵か冷凍するのがおすすめです。
舞茸は買ってきたパックのままだと、冷蔵庫に入れても2~3日で鮮度が落ちてしまいますので、少し手をかけて上手に保存しましょう。
まいたけの冷蔵方法
舞茸には、水分が大敵。
舞茸が呼吸するときにでる水分で、傷みやすくなってしまうのです。
舞茸の鮮度を保つには、パックから取り出してそのままキッチンペーパーで包みます。
あとは保存袋に入れて、野菜室へ。これで1週間ほど日持ちします。
まいたけの冷凍方法
使う予定が何日かあとになるときは、冷凍しておけば1ヶ月ほど日持ちしますよ。
まいたけをカットするか手で小房にほぐしたら、冷凍用保存袋に入れて密封し冷凍庫へ。
あまりギューギュー詰めにしないで、適度にゆとりをもたせてくださいね。
まいたけは冷凍保存しても味は落ちませんのでご安心を。それどころか冷凍することで細胞が壊れて旨みがでやすくなるんですよ。
冷凍したまいたけを使う時は、解凍すると水分と一緒に旨みも流れ出てしまうので、凍ったままで調理してくださいね。
まとめ
- まいたけに酸っぱいにおいや味がしたら、腐りかけのサイン 食べるのは控えよう
- 水っぽいのはまいたけの鮮度が落ちてきたサイン 早めに消費しよう
- まいたけが腐っているかは、においやぬめり、カビの有無で判断
鮮度が落ちたまいたけは、本来の美味しさは感じられません。
きのこは生鮮食品のなかでも美味しく食べられる期間が短いので、まいたけを購入したらスグにいただくのが一番美味しく食べる方法です。
余ったり食べきれないまいたけは、上手に冷蔵もしくは冷凍して美味しいうちに食べきるように気を配りたいですね。