生きたまま腸まで届くのは乳酸菌の違い!カスピ海ヨーグルトの効果とは

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ヨーグルト

私たちの腸内にはもともとたくさんの腸内細菌が存在していて、その数や種類は人によって違っています。ヨーグルトのもつ乳酸菌が腸内の細菌に合う、合わないで、そのヨーグルトのもつ効果も変わってくることと思います。

「お肌の調子が悪い」、「腸内バランスを整えたい」など、食事にヨーグルトを取り入れる理由はさまざまですが、ヨーグルトを選ぶ時は、まずは自分の期待する効果のあるものを選び、しばらくは毎日続けることが重要です。

今回ご紹介するカスピ海ヨーグルトは、健康効果とともに高い美容効果も期待できる食品です。他のヨーグルトとの決定的な違いは、乳酸菌にあります。

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カスピ海ヨーグルトとは

1985年に京都大学の家森教授がコーカサス地方の長寿村を調査した際に、この地方で食べられていたヨーグルトを日本に持ち帰ったもの。そののちそれが広まったとされています。

当時は種ヨーグルトを知人に手渡しで譲り、各家庭で作られていました。その際にはその種ヨーグルトの来歴や詳しい作り方が書かれたレシピもついていました。

2002年ころには、我が家も知人からいただき、自宅で作り始めました。その後いただいた種は元気がなくなり、現在はもうありませんが、ドライ種菌が発売されるようになり、これを利用しながらかれこれ16年ほどカスピ海ヨーグルトを食べ続けています。

 

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カスピ海ヨーグルトの乳酸菌とその特徴

日本でヨーグルトというと、ブルガリアヨーグルトやビフィズスヨーグルトです。これらは中心となっている乳酸菌の名前をそのまま名付けたもので、ほとんどのヨーグルトは、複数の乳酸菌を組み合わせて発酵させています。また、世界では牛乳のほかにも、ヤギの乳やラクダの乳などを素材としたヨーグルトも作られています。

カスピ海ヨーグルトは主に、アセトバクター菌とクレモリス菌の2種類の菌で発酵されますが、特に注目なのがクレモリス菌です。

ここからはカスピ海ヨーグルトのもつ特徴について見ていきましょう。

カスピ海ヨーグルトの特徴

酸味が少ない

一般のヨーグルトと比べて酸味が少なく食べやすいヨーグルトになっています。ヨーグルトの酸味が苦手な方は、カスピ海ヨーグルトを試してみると良いかもしれません。

特有の粘り気

カスピ海ヨーグルトは、ツヤのあるとろりとした食感が特徴です。発酵がすすむほどに粘り気が強くなります。クレモリス菌は増殖する際に粘性多糖体(EPS)というネバネバ物質を作りだします。

この多糖体は人の消化酵素によって分解されにくく、腸までとどくことで食物繊維のような働きをします。牛乳には食物繊維は含まれていませんが、カスピ海ヨーグルトになることにより、食物繊維の効果が現れてくるんですね。
また、クレモリス菌自身も生きたまま腸に届くことができます。

このネバネバ物質はオクラや山芋、海藻類の表面についているトロトロねばねばと同じく、体によい成分です。

この粘性多糖体を食べると、腸のなかで水溶性の食物繊維となって働き、大腸の蠕動をうながして便秘を解消させると考えられています。

食物繊維の働きについて、ご紹介します。

食物繊維の働き

食物繊維の代表的な特徴は、4つです。その効果について説明します。

  • 保水性
    腸で水分を吸収して大きくふくらむことで腸を刺激し、蠕動(ぜんどう)運動を活発にし便通を促進します。
  • 粘性
    糖質の吸収をゆるやかにし、食後血糖値の急激な上昇を抑えます。
  • 吸着性
    胆汁酸やコレステロールを吸着し、体外に排泄します。
  • 発酵性
    大腸内で発酵・分解されることで、ビフィズス菌などの善玉菌が増え、腸内環境が改善され、整腸効果があります。

ヨーグルトが固まるのは

乳酸菌の乳酸発酵によって生じた乳酸の影響で、牛乳中のカゼインというたんぱく質が凝固し、プリン状に固まります。豆乳でヨーグルトを作った場合には、豆乳特有のたんぱく質が固まっています。

カスピ海ヨーグルトの効果効能

アレルギーに

花粉症などのアレルギー反応を抑制する働きがあります。
アトピー性皮膚炎の症状を緩和します。

整腸作用

便秘を改善します。
下剤を常用されている高齢者のビフィズス菌を増やします。
大腸炎の症状を緩和します。

美肌効果

ストレスによる皮膚機能の低下を抑えます。
アトピー性皮膚炎の症状を緩和します。

メタボリックシンドロームに効果

食後の血糖値の上昇をゆるやかに

ブドウ糖などの糖質を摂取すると、吸収されて血糖値が上がります。糖質はエネルギーとして必要なのですが、血糖値が急上昇するような状態が続くと、糖質が脂肪として蓄積され、肥満やメタボリックシンドロームにつながります。

EPSは、人の消化液では分解されず、腸まで届いて食物繊維のような働きをします。このため血糖値の上昇がゆるやかになります。

中性脂肪を減らし、善玉コレステロールを増加させる

脂質の取りすぎは、動脈硬化の原因になることも。余分なコレステロールを肝臓へ回収するはたらきがある善玉コレステロール(HDLコレステロール)が増加し、中性脂肪が低下する効果が期待できます。

風邪やインフルエンザに効果

  • 発熱や喉の痛みなどの風邪の諸症状が軽くなります。
  • インフルエンザの予防接種の効果を高めます。
     免疫機能が低下している場合でも、インフルエンザウイルスに対する抵抗力が高まります。
  • インフルエンザウイルス感染後の症状の悪化を緩和します。
  • 免疫機能が高まり、インフルエンザウイルスに感染しても重篤化しにくくなります。
  • アレルギーや感染症など様々な病気に対する免疫力が向上し予防できます。

まとめ

私たちの腸内に存在する善玉菌の代表であるビフィズス菌は、加齢とともに減少してしまいます。また、加齢に伴う食生活の変化や運動機能の低下などから、高齢者では便秘症になることが多くなります。

ヨーグルトはカルシウムやタンパク質が豊富な牛乳に加え、腸内を健康に導く善玉菌のエサとなる乳酸菌を豊富に含んでいます。また、消化吸収もよく食べやすいことから、小さなお子様からお年寄りまで、みなさんに取り入れていただきたい食品の代表格と言えるでしょう。

食事に取り入れる際のヨーグルトは、味で選ぶのではなく、「どんな乳酸菌が使われているか」、「その乳酸菌がどのような働きをするのか」をよく吟味していただくと、より良い腸内環境を実現できるようになります。

ヨーグルトに限らず、食品から体内の環境を変えたい場合は、毎日続けることが重要です。