毎日持っていくお弁当のご飯が、
いつもと違ってネバネバと糸を引いたことはありませんか?
「糸引いてるけど…これって食べられるの?」
誰しも食べることに不安を感じるのではないでしょうか。
「ご飯が糸を引く原因は何?」
「食べても大丈夫?」
腐ったお弁当の見分け方と、
気づかずに食べてしまった時の対処法をまとめます。
夏の暑い時期には必見の内容です!
お弁当のご飯が糸引く-原因は?
お弁当のフタを開けたら、
「ご飯が糸を引いている…?」
納豆のようにつーっと糸を引いたとしたら、それは…ご飯が腐っています。
もしくは腐敗の始まりの状態。
気温の高い夏場や梅雨時、お弁当を作るときの手順や保存状態など、悪い条件が重なることでお弁当は簡単に傷みはじめてしまいます。
考えられる原因としては、
- ご飯を熱いまま弁当箱に詰めた
- 熱いままの状態で蓋を閉めた
- 熱いご飯と冷たいおかずを一緒に詰めた(逆もしかり)
- 生野菜など傷みやすい食材を入れた
- 暖かい場所にお弁当を置いていた
お弁当を作ったときのことを振り返ってみて、全く同じ状態ではなくても、似たようなことはしてなかったでしょうか?
菌は目には見えないので、気をつけているつもりでも、このようなちょっとしたことから、お弁当を傷めてしまうんですね。
また、お弁当は常温で持ち運ぶものです。
作ったときは大丈夫でも、持っていく人が置いている場所や保存状態によっては、あっという間に細菌が増えて腐ってしまうことは十分にあり得るんですよ。
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ご飯がネバネバなのは腐ってる?見分け方は?食べてもいい?
毎日食べているご飯が痛んでしまった場合は、見た目や匂いで大体わかるものです。
お弁当を食べる前には、必ずご飯やおかずの状態を確認しましょう。
匂いの違い
食品が傷むと大抵は「酸っぱいにおい」がするものです。
お弁当の蓋を開けたときにツーンと酸っぱい匂いがしていたら、それは腐っている証拠。
そのほかにも普段嗅ぎなれたご飯とは違和感を感じるにおいがしたら、表面を触ったりよく見て傷んでいないかを確認してみることが必要です。
見た目の違い
においがしなくても、ご飯が黄色くなっていたりネバネバと糸を引いていたりしたら、それはもう腐り始めています。
においや味は変わらなくても、糸を引いたご飯は食べない方が賢明です。
味の違い
傷んだご飯は酸っぱい味がすると言われています。
においや見た目がふだんのご飯と変わらなくても、ご飯やおかずを口に入れて酸っぱい味がしたら、それは痛んだサインです。
酸っぱくなくても、普段のご飯と味に違和感を感じたら、食べるのは止めておきましょう。
腐ったお弁当-気づかず食べたらどうする?
においや見た目もいつもと同じ。
でもいつもと同じようにお弁当のご飯を口に入れたら、
「なんかネバネバする…?」
ごはんの炊き上がりにはでんぷんが粘りをもつことがありますよね。
ご飯をしゃもじですくった時にしゃもじにくっつくおねば。
「このネバネバもそれかな?」
なんて軽く考えるのは危険かもしれません。
お弁当のご飯は保温ジャーでない限り、冷ましたご飯を詰めているはず。
冷めたご飯は適度に水分が抜けて、炊き上がりのときの粘りは抑えられています。
お弁当のご飯がべたつくのは、やっぱり腐っているから。
口に入れたご飯にいつもと違うネバネバした食感があったときは、食べずに吐き出すようにしましょう。
「せっかく作ってくれたのにもったいない」
と、捨てることをためらう気持ちもわかります。
でも「傷んだご飯を食べてしまった!」なんて
後になって気に病む人も多いようです。
少しでもお弁当に違和感を感じたら、食べない勇気を持つことも必要ですよ。
ただ、お弁当を食べた後になってから「もしかして腐っていたかも…?」と気になることもあるかと思います。
小さいお子さんなら、気が付かずに食べてしまうことも十分ありえますよね。
腐ったものを多少口にしたからと言って、健康体であればそれほど体に影響も出ず体外に排出されることが多いようです。
ただ、小さいお子さんや体力の落ちたお年寄りなどは、体への影響もでやすいでしょう。
もしも傷んだご飯を食べてしまった場合、体に影響が出始めるのは半日程度たってからです。
小さいお子さんやお年寄り、体力の落ちている方ならば半日ていどは様子を見てあげてください。
何事もなければよいですが、もしも嘔吐や下痢などの症状が現われたら、それは体が悪いものを外に出そうとしている状態です。薬で無理に抑えるのではなく、自然に体から排出されるのを待ちましょう。
そのあと症状が落ち着いてきたところで、心配なら診察を受けるようにしましょう。家では水分をこまめに補給しながら、消化の良いものから食べ始めるようにするといいですね。
真夏の昼食に喫茶店で食べた牛乳とサンドイッチのどちらかが原因で、夕飯時には胸がむかつきご飯は食べられず。
その後下痢に見舞われひと晩じゅう苦しみました。最後には水が出てくる状態に…。
幸い全て出しきったあとは、症状も落ち着き結局お医者さんには行きませんでした。
このように食中毒は体力を消耗しとても辛いので、できるだけ注意して避けたいものです。
何か変だと感じたなら、もったいないとは思っても、お弁当を捨てる勇気を持つことが必要です。
そしてそのあとは漂白剤などを使って、お弁当箱をしっかり除菌しておくことをおすすめしますよ。
まとめ
- お弁当のご飯が糸を引くのは腐ってる
- お弁当を食べる時は、におい・見た目・味を必ずチェック
- 傷んでいると感じたら、潔く捨てること
お弁当を作るときは、痛む原因を作らないよう注意しながら、持っていく状態に合わせて保冷剤や保冷バックを活用するといいですね。
またお弁当を持っていく家族にも、傷んだときの見分け方や対処法を伝えておくことが必要です。
きちんと伝えておくことで、知らずに食べてしまうといったことがなくなりますよ。
自分や家族の健康のために、安全で安心できるお弁当を作り続けてくださいね。
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