お豆腐は安価で手に取りやすいため
お買い物のたびに購入されるという方も多いのでは?
うっかりして賞味期限が切れていた、
なんてよくあることですが…
「賞味期限が切れたお豆腐、どうしよう?」
「お豆腐はいつまで食べられるの?」
などと考えてしまいますよね。
今回はこんなお悩みが解消できる
- 賞味期限切れのお豆腐は食べられるのか
- お豆腐を長持ちさせる方法
をご紹介します。
お豆腐を救済する簡単レシピもありますので、ぜひご覧くださいね。
お豆腐の賞味期限はどれくらい?
うっかりすると、すぐに切れてしまうお豆腐の賞味期限ですが、普段どのくらいの長さがあるのか、あまり気にすることってないですよね。
また賞味期限の他にも、消費期限もいろいろな食品でよく見かけます。お豆腐の場合は賞味期限なのか、それとも消費期限なのでしょうか?
賞味期限と消費期限の違いは何?
食品を買う時によく目にする賞味期限と消費期限。
この2つの違いは何か、ご存知ですか?
消費期限は、品質が早く落ちる食品に表示されます。だいたい製造日から5日くらいまでしか保存できないものに、消費期限が記載されています。
いっぽう賞味期限は、品質が落ちにくい食品に表示されます。だいたい製造日から6日以上保存できるものには、賞味期限が記載されています。
どちらも、食品を美味しく安全に食べられる期限です。
豆腐の賞味期限は短い?長い?
お豆腐の場合は、賞味期限が書かれているものが多いと思います。スーパーなどで販売されているお豆腐の多くは、10日~2週間ほどもつものが多いです。思ったよりも長いのではないでしょうか?
お豆腐はパックに詰められた後で熱処理されるため、以前に比べると格段に賞味期限が長くなりました。水が入った絹や木綿のお豆腐で10日ほど、水の入っていないパックにお豆腐だけが詰められた「充填きぬ豆腐」は、2週間以上日持ちのするものも多いです。
町の豆腐やさんで購入したお豆腐は賞味期限が書いてないことも。この場合は毎日水を取り替えて、2~3日のうちには食べきりたいですね。
豆腐の一番美味しい食べごろは?
お豆腐は、買ってきたその日のうちに食べるのが、一番美味しい食べごろです。
豆腐は生鮮加工食品なので、「鮮度の良いもの=美味しい」なのです。
賞味期限や消費期限は記載されていますが、生ものなので早めに食べるのが得策ですよ。
お豆腐を長持ちさせる方法は?
買ってきてすぐ食べるのが一番美味しいお豆腐ですが、使い切れない時や買いすぎてしまった場合は、どうしたらいいのでしょうか。
お豆腐を長持ちさせる保存方法のご紹介です。
加熱し、水を替える
開封したお豆腐は、タッパーなどの保存容器に移して、毎日水を取り替えましょう。
長く保存したい場合は、いちど茹でてから同じように毎日水を取り替えると、雑菌の繁殖を防いで豆腐を長持ちさせられます。
冷凍もあり
お豆腐を冷凍すると、賞味期限をぐーんとのばして、1ヶ月ほどの長期保存をすることができます。パックのまま冷凍庫に入れてしまえばOKです。
ただ、冷凍すると高野豆腐のようなボソボソとした食感になり、解凍しても冷奴などでは食べられません。
解凍して水気を絞ったら、高野豆腐のように煮物にしたり、肉の代わりに炒め物に入れて使うといいです。
賞味期限が過ぎたお豆腐は、食べられなくなるの?
賞味期限・消費期限は「美味しく安全に食べられる期限」です。
それを過ぎてしまうと、やはり味が落ちたり、多少の危険は出てきますよね。
賞味期限が過ぎていつまでなら食べられるのか、それはそのお豆腐の状態で変わってきますので一概には言えません。賞味期限がもともと短いものは、傷みも早くやってきますし、充填豆腐のようにもともと賞味期限が長いお豆腐は、切れたあとも長く食べられたりします。
また、保存状態によっても食べられる期間は変わってくるでしょう。
お豆腐は10℃以下で保存するのが最適なのですが、冷蔵庫のドア付近に入れてしまうと、ドアの開閉のたびに温度変化が激しくなり傷みが早くなります。
同じように、購入してから持ち帰る道中やお家の冷蔵庫に入れるまでの間に、10℃を超えてしまうと傷みが早まる危険があります。
「賞味期限が切れたお豆腐、どうしよう?」
「お豆腐はいつまで食べられるの?」
こんなお悩みも、お豆腐が傷んでしまったかどうかがわかれば、解消しますよね。
多少味が落ちてはいても、食べられる状態であるのならば、やっぱり捨ててしまうのは忍びないですものね。
食べられない・傷んだお豆腐の見分け方
そこで、お豆腐が傷んでしまった・食べられない、そんな状態の目安をお伝えしますね。
- 容器の水がひどくにごっている
- パッケージが膨張している
- ぬめりがある
- 表面が糸を引いたり、黄色く変色している
- 異臭や酸っぱい匂いがする
このような状態がひとつでもあてはまれば、腐敗が進行しています。もったいないのですが、食べるのはやめておきましょう。
見た目や匂いでわからなければ、少し味見してみて、酸っぱい匂いや味がしてダメそうならすぐに口から出しましょう。そのあとは口をよくゆすいでおいてくださいね。
開封前、開封後に関係なく傷む時は傷みます。「開封前だから大丈夫」なんて過信は禁物。しっかり自分の目と鼻と、できれば口で確認してから調理するようにしましょう。
もし何かの料理に使っても、「やっぱり食べれなかった」なんてことになると、他の食材もダメになってしまいますからね。
賞味期限切れだけど、食べられそうなお豆腐の食べ方
賞味期限が過ぎてしまったお豆腐。傷んでいたり食べられないような見た目ではない場合は、しっかり加熱してからお料理に使いましょう。
冷奴で食べたい場合も、しっかり中心部まで茹でたあと、一度冷ましてからいただくようにしてくださいね。それからもうひとつ、その日のうちに食べきるようにしてください。
ただ、お豆腐の味は落ちていますので、豆腐をそのまま味わうよりも、濃いめの味付けで食べるほうがより美味しく食べられるのでおすすめです。
そこで次に、濃いめの味付けで賞味期限切れのお豆腐を食べられるレシピをご紹介します。
賞味期限切れのお豆腐救済レシピ
賞味期限が切れてしまったお豆腐は、見た目が大丈夫な場合でも、必ずしっかり加熱調理しましょう。いちど茹でてから料理に使うと、より安全ですね。
豆腐ステーキ
豆腐がメインになる豆腐ステーキは、ご飯がすすむこってり味。こんがり焼いたお豆腐は食欲をそそりますよね。
出典:豆腐なのにご飯がススム!簡単豆腐ステーキ
- 豆腐(木綿)…1丁(350g)
- 小麦粉…適量
- 醤油・砂糖…各大さじ2
- 酢…大さじ1
- 豆板醤(お好みで)…小さじ1/2
作り方
- 豆腐を1.5cm幅の食べやすい大きさにカットし、レンジで2分水切りします。
- 小麦粉をつけて、多めの油をひいたフライパンで上下をこんがり焼きます。
- 最後に合わせ調味料を加え、水分を飛ばしながら絡めて完成です。
揚げ出し豆腐
豆腐は揚げずにカリッと焼くだけ。おろし大根と生姜入りのみぞれ餡を掛けていただく揚げ出し豆腐は、生姜の風味豊かなお出汁で体がほっとあたたまります。
出典:揚げ出し豆腐です
- 豆腐(絹・木綿お好みで)…1丁
- 大根おろし…大さじ2~
- 生姜の摺り下ろし…小さじ1
- 片栗粉…大さじ1/2強
- 刻み葱…適量
◆出し汁
- 水…200cc
- ほんだし…小さじ1
- みりん…大さじ2
- 薄口醤油…大さじ2
- 大根を摺り下ろして、軽く水気を切っておきます。生姜も摺り下ろしておきます。
- 豆腐はしっかり水気を切り、切り分けて片栗粉をまぶし付けたら、多めの油で転がしながら焼き付けます。
- 鍋に出し汁の材料を煮立たせ、同量の水で溶いた片栗粉を加えてひと煮立ちさせます。とろみが付いたら火を止め、1の大根と生姜を加え混ぜ合わせます。
- 器に豆腐を盛り付け、上から3の餡を掛け、刻み葱を散らして完成です。
肉豆腐
こってり豚バラの旨みが豆腐に染みて、お豆腐が最高のごちそうに!一度冷ますとさらに味がしみておいしくなりますよ。
出典:豚ばらが最高! 肉豆腐
- 豆腐…1/2丁
- 豚ばらスライス…2~3枚
- たまねぎ…1/4個
- 水…120cc
-
醤油…大さじ1
-
みりん…大さじ1
-
砂糖…小さじ2
-
粉末かつおだし…小さじ1
作り方
- 豆腐、豚ばら肉、たまねぎは食べやすい大きさに切っておきます。
- 豚ばら肉を油を引かずに炒め、脂が出てきたら、たまねぎを入れて一緒に炒めます。
- たまねぎに火が通ったら合わせ調味料をすべて入れ、沸騰したら豆腐を入れます。
- もういちど沸騰したら、1分ほどサッと煮て完成です。
スンドゥブチゲ
韓国人直伝の本場のスンドゥブチゲ。簡単なのに美味しいから、何度も作りたくなりますよ。
出典:簡単!美味しい!スンドゥブチゲ♪
- 絹ごし豆腐…1丁
- あさり…10個くらい
- 豚肉…100g
- ネギ…1/2本
- 水…500cc
- ごま油…大さじ1
- コチュジャン…大さじ1
- 粉唐辛子…大さじ0.5~1(お好みで辛さの調節をして下さい)
- ネギみじん切り…大さじ1
- 砂糖…小さじ1
- おろしにんにく(チューブ可)…小さじ1
- 鶏がらダシ(ダシダ・ウェイパーでも)…大さじ1
-
しょうゆ…大さじ0.5
-
お酒…小さじ2
作り方
- 豆腐の水気を軽く切り、手で粗くほぐしておきます。あさりは砂抜きし、殻をこすり合わせて洗っておきます。
- フライパンにごま油を引いて、豚肉を色が変るまで炒めます。
-
鍋に水、豆腐、あさり、炒めた豚肉を入れ、よく混ぜ合わせた調味料を加え火にかけます。
-
あさりの口が開いたらネギを加え、軽く火が通ったら塩で味を調えて完成です。
まとめ
お豆腐の賞味期限切れはすぐに食べられなくなるのではなく、豆腐の状態を確認して安全と思われる場合はしっかり加熱してから濃いめの味付けで調理しましょう。
危険な豆腐の見分け方は
- 容器の水がひどくにごっている
- パッケージが膨張している
- ぬめりがある
- 表面が糸を引いたり、黄色く変色している
- 異臭や酸っぱい匂いがする
このような状態のお豆腐は、残念ですが食べてはいけません。
お豆腐は生鮮加工食品です。水分が多く傷みやすいので、十分に確認してから調理しましょう。