お正月にたくさん作ったなます。他にもごちそうがいっぱいあって、残ってしまうことがあります。なますは冷蔵庫で1週間ほど保存ができますが、それまでに食べきれそうにない場合は、早めに冷凍保存するのがおすすめです。
今回は、なますの冷凍・解凍の方法と賞味期限に加えて、冷凍して常備菜にしたいお正月にもおすすめの五色なますの作り方をご紹介します。
なますの冷凍方法
なますを冷凍するのは、とても簡単です。なますを袋に入れて冷凍する、それだけでOKです。冷凍する際のちょっとしたコツもご紹介しますね。
冷凍のし方
【準備するもの】
- なます
- 冷凍用の保存袋
【手順】
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- 冷凍用の保存袋になますを入れます。
- なますを平らに広げ、保存袋の空気をできるだけ抜いて口を閉じます。
- 金属製のトレーにのせて、冷凍します。
【賞味期限】1ケ月
写真をもとに手順をご紹介します。
Step1:保存袋になますを入れる。
保存袋になますを入れるときは、深さのあるボウルなどに保存袋を入れて安定させてから入れると、入れやすくなります。
Step2:なますを平らに広げ、空気を抜いて口を閉じる。
なますは甘酢ごと入れてください。作りたてを冷凍しても、食べる時には味がしっかり染みて美味しくいただけます。
Setp3:金属製のトレーにのせて冷凍する。
【冷凍保存のポイント】
なますを平らに広げて保存袋の空気を抜くのは、できるだけ急速冷凍をするためです。なますが固まっていたり空気が入っていると、均一に冷凍できなかったり素早く冷凍することができません。
金属のトレイにのせて冷凍するのも同じ理由で、急速冷凍をするためです。金属は熱の伝導率が高いため、普通より早く冷凍できます。
なますの解凍方法
冷凍したなますは、冷蔵庫で自然解凍すると美味しく食べられます。甘酢ごと冷凍しているので、カチカチに凍ることなく必要な分だけ取り出すことができます。
室温や電子レンジの解凍モードでも解凍はできますが、そのときは加熱し過ぎに気を付けて早めに食べきるようにしましょう。
解凍したなますの賞味期限は?
冷凍したなますを解凍した場合は、2~3日のうちに食べきるようにしましょう。解凍したての方が美味しいので、食べる分だけ冷凍庫から取り出して解凍するようにするといいですよ。
正月だけなんてもったいない。普段から食べたい「五色なます」の作り方
さっぱりとした味の五色なますです。作りたては少し薄いかな?といった印象ですが翌日以降になると味が染みて、美味しくなります。
【材料】
大根・・・1/4本(250g)
にんじん・・・1/2本(80g)
れんこん・・・小1本(150g)
うすあげ・・・1/2枚
干ししいたけ・・・4枚
サラダ油・・・大さじ1
白ごま・・・大さじ1
■三杯酢
酢・・・大さじ6(90ml)
だし汁・・・大さじ4(60ml)
(または)水大さじ4+顆粒だしの素小さじ1/4
砂糖・・・大さじ2と1/2
しょうゆ・・・小さじ1
塩・・・小さじ1/4
【作り方】
下準備:前日から干ししいたけを水で戻しておきます。冷蔵庫で丸1日くらいです。
- 干ししいたけを軽く絞り、石づきを切り落として3~4ミリ幅にスライスします。
- 大根とにんじんは皮をむいて3~4ミリ幅の短冊切りにします。
むいた皮は千切りにしてきんぴらにしたり、天日に2日ほど干すと切干にもなります。今まで捨てていたという方も、捨てないで活用してみてください。
- れんこんは皮をむいてから3~4ミリ幅の半月形に切り、水にさらしてからザルにあげておきます。
れんこんが茶色っぽくなっている場合は、水にお酢を少し加えて数分おくと色が多少薄れます
- 油揚げは熱湯で数分茹でて油抜きをし、1cm幅に刻みます。
- フライパンに油をひいて中火で大根、れんこんを炒めます。
- れんこんが透き通ってきたら、にんじん、しいたけ、油揚げを加えて油がなじむ程度に炒めます。
- 三杯酢を加えて全体に混ぜ合わせ、ひと煮立ちしたら火を止めます。
- うちわなどであおぎながら手早く冷まします。
- 冷めたら白ごまを加えて全体を混ぜ合わせます。
お好みで柚子の皮を千切りにしたものを最後にあえると、風味豊かななますになります。また、柿の皮を加えると色鮮やかななますになります。
おわりに
なますは作りすぎて残ってしまっても、冷凍保存すれば1ケ月は美味しく食べられます。ただ、お弁当に入れたりサラダ代わりに食べるといった方法で、冷凍しなくても食べきることができます。
たくさん食べるためには味を濃くしすぎないことがポイントです。さっぱり薄味のなますであれば、サラダのようにパクパク食べられますよ。今回ご紹介した五色なますは薄味だけどきちんと味は染みますので、普段のお惣菜としても活躍してくれます。冷蔵で1週間、冷凍なら1ケ月は保存ができますので、お正月だけでなく普段の食事に取り入れると野菜不足の解消になりますよ。
おせち料理用に作るときは、事前に作って冷凍しておくと、当日解凍してお重に詰めるだけなので忙しい年末の仕事が一つ減らせます。こちらもぜひ、お試しください。