お弁当や朝食にぴったりなソーセージは
なんにでも使えて助かる食材です。
たくさん買っても冷凍保存しておけば
長持ちするし便利に使えますよ。
今回はソーセージの保存方法や
冷凍・解凍のコツをご紹介します。
ソーセージは冷蔵保存が基本
ソーセージは要冷蔵の食品です。常温ではなく必ず冷蔵庫で保存しましょう。
パッケージにも「10℃以下で保存してください」と書かれていますよね。
冷蔵品でよく言われる10℃以下というのが、冷蔵庫の温度帯なのです。
冷蔵庫の温度は3℃前後と決められていますが、家庭の冷蔵庫では扉の開閉のたびに温度が上昇し、庫内の温度は不安定になりがちです。
チルド室やパーシャル室を使おう!
冷蔵庫には冷蔵室の他にもチルド室やパーシャル室といった、生鮮食品を保存するためのスペースがあります。チルド室の温度は0℃前後、パーシャル室は少し低めの-3℃前後。どちらも冷蔵室に比べて食材の美味しさと鮮度をより長くキープする事ができます。
ですので、お肉が原材料のソーセージを冷蔵保存するなら、チルド室やパーシャル室に入れておくのがおすすめです。
ソーセージを買った時に、袋が膨らんでいるのが気になったことありませんか?

ソーセージって袋の中の空気を抜いてしまえばコンパクトになるのにね。なんであんなにパンパンなの?
袋が膨らんでいるのは、窒素ガスが入っているから。酸素のかわりに窒素ガスを入れることで、おいしさと鮮度を保っているんだとか。このため袋を開けてしまうと日持ちがしなくなりますので、ソーセージを使う直前までは未開封で保存するのがおすすめです。
開封したソーセージの日持ちは?
いったん袋を開けたソーセージは、袋に記載されている通りに保存していても、賞味期限までの日持ちはしません。
袋にも「開封後は賞味期限にかかわらず、お早めにお召し上がりください」との記載があります。
つまりソーセージの開封後は、使う人が期限を決めなければいけないということですね。
賞味期限は「おいしく食べられる期限」なのですぐに食べられなくなるわけではありませんが、開封後に保存したあとは使う前ににおいや見た目を必ずチェックし、美味しいうちに食べるよう心がけましょう。
ソーセージの賞味期限が切れた時はこちらの記事をチェック!

ソーセージの開封後は冷凍保存
ソーセージは開封後はあまり日持ちがしません。

ソーセージが使い切れないな…冷凍できるかな?
じつはソーセージの冷凍保存は、メーカーからはあまりおすすめされていません。
理由は、『おいしさが損なわれてしまうため』です。食感がわるくなったり、解凍するときに水分と一緒にうま味が流れ出てしまうといった心配があるからですね。
冷凍保存してもソーセージの美味しさは変わらない?
ハムの場合は水分が多く、冷凍してから解凍するとパサパサになりがちです。
ですが、ソーセージはもともと水分が少ないうえに油分も多く含むため、それほどおいしさに影響がないと考えるメーカーさんもいます。

私もソーセージを冷凍保存していますが、解凍してもそれほど美味しさを損なうことなく食べられますよ。
でも、賞味期限を過ぎてしまったソーセージは、冷凍しないですぐに食べるようにしてくださいね。冷凍するなら、必ず賞味期限前のソーセージを使いましょう。
ソーセージの冷凍のコツ1:ラップと保存袋で密封する
開封したあとのソーセージを冷凍保存するさいは、なるべく空気に触れないように気をつけましょう。
使う分量に合わせて小分けにし、ラップで包んだらフリーザーバッグに入れて密封して冷凍します。このとき、できるだけ空気を抜いておくのがポイント。できるだけ空気に触れさせないことで、ソーセージを酸化や乾燥から守って美味しさを保てます。
ソーセージの冷凍のコツ2:使いやすくカットしておく
お弁当のおかずや朝食用などいつも使うサイズにカットしてから冷凍しておくと、解凍してからカットするといった手間が省けてすぐに使えるので便利です。
冷凍したソーセージの賞味期限は?
冷凍できるとは言っても、あまり長く冷凍しておくと冷凍焼けを起こして食感が悪くなったり、においがついてしまうことも。こうなったらもう食べられませんよね。
ソーセージを冷凍したら、1ヶ月を目安に食べきるようにしましょう。
ソーセージの解凍方法
ソーセージを冷凍したあとは、上手に解凍すれば元の美味しさを保ったまま食べることができます。
急いでいるからと言って、電子レンジで解凍してしまうとせっかくのうま味や水分が流れ出てしまうのでおすすめできません。
ソーセージの解凍のコツ1:冷蔵庫でゆっくり解凍する
ソーセージはいったん冷蔵庫へ移し、低温で時間をかけて解凍しましょう。冷蔵庫での自然解凍は、時間もかかるし事前に冷凍庫から移す手間もあって面倒に感じるかもしれませんが、美味しくソーセージを食べたいのなら冷蔵庫での自然解凍をおすすめします。
時間がないけど冷凍したソーセージが使いたい場合は、氷水につけて解凍する方法もあります。こちらなら短時間で比較的美味しさを保ったまま解凍することができます。
解凍した後は、茹でたり炒めたりして加熱調理すると美味しくいただけます。
ソーセージの解凍のコツ2:凍ったまま調理もできる
ソーセージはたとえ自然解凍しても、多少はうま味や水分が流れ出てしまいます。そこでおすすめなのが、凍ったままの状態で調理してしまうこと。これならうま味も全て料理の中に入るので、無駄にすることがありません。
カットしてから冷凍したソーセージは火が通りやすく、冷凍のまま調理ができます。調理の途中でお鍋やフライパンにポンと入れるだけでいいので、手間が省けて便利ですよね。

ソーセージに霜がついていると油はねがおこりやすいので、炒め物に入れる時には注意して下さいね。
まるごと冷凍したソーセージもポトフやシチューなどの煮込み料理やスープに使えば、解凍するさいに流れ出てしまうソーセージのうま味がそのままお鍋に入るのでおすすめです。
まとめ
冷凍庫にソーセージがあるだけで、困ったときにサッと使えて助かります。
輪切りや薄切りにして冷凍保存しておけば、ナポリタンやピラフなどのメニューも冷蔵庫の余りものでできるのも嬉しいところ。
冷凍庫にはソーセージを常備して、便利に使いこなしませんか。